テレビゲームが子供に与える影響

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子供が成長してくると、考える必要が出てくるテーマの一つはテレビゲームです。

テレビゲームは脳の発達を妨げるとか、「ゲーム脳」になるという意見があります。

 

精神的発達への影響

ゲームは、子供の攻撃性を高めるのでしょうか。

どんなコンテンツかという点は多きな影響があります。

 

テレビゲームの使用量が多いほど6か月後に暴力を振るうことが多くなる、という研究結果があります。

また、テレビゲームの使用時間が多いほど攻撃性を高める、という報告もあります。

 

暴力的なゲームは避けるように心がける家庭は多くないと思われますから、暴力的な内容のゲームが要因になっていることは間違いないと思われます。

 

また、テレビゲームに接する時間が長いほど忍耐力に欠けるという研究結果もあります。

 

テレビゲームが子供の精神に影響を与えることは間違いないでしょう。

 

 



 

 

プラスの効果もある?

テレビゲームが子供の知能の発達に良い影響もあるようです。

 

視覚的知能の発達や情報処理能力にプラスの影響があるという報告もあります。

視覚的知能には、空間を認識する能力や視覚的な注意力が含まれるようです。

 

テレビゲームで遊ぶ子供が平行情報処理が高いことも報告されています。

 

テレビゲームが、子供の知的能力の発達にプラスの影響があるということも分かります。

 

 



 

脳への影響

テレビゲームが脳に悪影響を与えるという報告があります。

 

脳の活動が低下?

例えば、ゲーム中は脳の前頭前野の活動が低下するという報告があります。

但し、この報告は子供が対象の研究ではありません。

大学生が実験参加者になっています。

 

その後、子供でも一時的にゲーム中に前頭前野の活動が低下するという報告があります。

但し、ゲーム以外でも前頭前野の活動が低下することはあります。

また、ゲーム中は前頭前野の活動が低下したというだけで、機能が低下したということではありません。

 

こうしたことから、テレビゲームが脳の発達を妨げると結論付けることはできません。

 



 

「ゲーム脳」になる?

「ゲーム脳」とは、日本大学の森教授によって提唱され、教育者やマスメディアによって支持されました。

その後、科学的根拠に乏しいとして多くの専門家に批判されています。

 

これらの報告からは、テレビゲームによって脳の発達が妨げられるということは証明されていません。

 

 

まとめ

・テレビゲームが子供の精神に影響を与えると考えられます。

・テレビゲームが、子供の知的能力の発達にプラスの影響があるという報告があります。

・テレビゲームが脳の発達を妨げるとは言い切れません。

・これらの点から、テレビゲームが一概に子供に良くないとは言い切れず、内容やゲームをする時間、子供の成長などを総合的に判断するべきと思われます。

 

 

参考資料:The annual Report of Educational Psychology in Japan 2013,Vol.52,140-152