湿布薬にはどんな種類があるの?
テープ剤とパップ剤というものがあります。
何となく使っていても、あまり違いが分からないかも知れません。この記事では、テープ剤とパップ剤の違いについてまとめています。効果や副作用に違いがあるのかを理解できます。
テープ剤とパップ剤の違い
テープ剤とパップ剤の違いは、一言で言えば水分を含むかどうかです。
水分を含むものがパップ剤です。
どちらも支持体の上に膏体をくっつけた構造になっています。
体は薬と基剤(粘着成分など)を混ぜたものです。
テープ剤もパップ剤も、土台に薬をまぜたものをのせたつくりになっています。その上にライナー(剥離紙)かぶせた状態になっています。使うときはライナーを剥がして、膏体の部分を皮膚に貼り付けているということです。
膏体は薬と基剤(粘着成分など)を混ぜたものです。
テープ剤の特徴
テープ剤は、薬と混ぜている基剤の部分が油性の成分になっています。粘着力が強く、関節などの可動部位に貼付するのに適しています。粘着力が強いので、かぶれなどに注意が必要です。
テープ剤は粘着力が強いです。
パップ剤の特徴
パップ剤は基剤に水溶性高分子が使われていて、水分が多く含まれています。薬と基剤を混合した膏体部分は分厚くなっています。貼り付けたときにひんやりしますが、これは水分を多く含んでいるためで、患部を冷やす成分が入っている訳ではありません。
パップ剤はテープ剤に比べて粘着力が弱く、剥がれやすくなっています。テープ剤に比べてかぶれにくいです。
はがれやすく、かぶれにくいです。
効果に差はない
基本的に、テープ剤とパップ剤で効果に差はありません。例えば、ロキソニンテープとロキソニンパップでは、生物学的同等性が認められています。どちらも効果は同じくらいです。それぞれの特徴を理解して、上手に使い分けましょう。
まとめ
基剤が油性なのがテープ剤です。
基剤が水溶性なのがパップ剤です。
それぞれに特徴がありますが、効果に差はありません。
テープ剤↓
パップ剤↓