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PMS(月経前症候群)のイライラに抑肝散加陳皮半夏が効きました

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最近、生理前にイライラする。
PMSに効く漢方を試してみたい。
市販の漢方でも大丈夫?

妻の生理前のイライラがひどくなり、抑肝散加陳皮半夏を試してみました。2週間ほどで、すっかりイライラが消えてきましたので紹介します。

抑肝散加陳皮半夏はPMSのイライラに処方される漢方薬です。

こんにちは。
薬剤師ブロガーよーやんです。
普段は調剤併設ドラッグストアの調剤室で働いています。

PMSでお悩みの方に参考になるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。※もちろん、症状が重い方は早めに婦人科を受診して下さい。


 

 

PMSに抑肝散加陳皮半夏が効いた

妻の生理前のイライラがひどくなりました。もともと月経前症候群でイライラがありましたが、その期間も長くなり、イライラもひどくなってしまいました。

そこで、今までは加味逍遥散を服用していましたが、抑肝散加陳皮半夏に変更することにしました。

市販のクラシエ抑肝散加陳皮半夏をネットで購入して服用を開始。(僕が職場で社割で買うより、ネットの方が安いんですよね笑)

抑肝散加陳皮半夏を服用して2週間ほど経って、イライラがなくなり、穏やかな妻に戻りまたした。ほっとしたところで、この記事を書いています。

 

抑肝散と抑肝散加陳皮半夏

そもそも抑肝散は、イライラを抑える効果があり、精神科でも婦人科でも処方される漢方薬です。

抑肝散加陳皮半夏は、抑肝散に胃腸系の生薬がプラスされたもの。抑肝散は「体力中等度の人」が対象であるの に対し,抑肝散加陳皮半夏は「比較的体力が低下し た人」で悪心,嘔吐,胃部停滞感などの胃腸症状を 伴う場合に用いられます。

今回は、抑肝散加陳皮半夏の方が適していました。


 

 

PMSに使う漢方薬

これまで、妻のPMS(月経前症候群)にいくつかの漢方薬を使っています。

年齢と共に症状も変化するので、そのたびに漢方薬も変えてきました。

「これでダメなら受診しよう」と言いながらも、今までのところは漢方薬で対処できています。

 

桂枝茯苓丸

30代前半は、イライラよりも生理痛が大変でしたので桂枝茯苓丸を服用させました。

結婚前は、痛み止めだけを服用していたらしいです。

桂枝茯苓丸を服用して、「こんなに楽になったのは初めて」と言っていました。

参考記事
桂枝茯苓丸をコスパで選ぼう【生理痛に効果あり】

続きを見る


 

加味逍遥散

30代後半になり、子供が5歳くらいで手がかかる頃から、イライラの症状がで始めました。

正直に言うと、僕も最初は子育てのストレスが原因かなと思いました。でも、時々イライラを爆発させるようになったんですよね。

妻は、もともとは穏やかでのんびりした性格です。何が起きているんだと思いまして、色々調べたりしていたところ、毎月イライラを繰り返していることに気づきました。

PMS(月経前症候群)だったんですね。

そこで、月経前の不定愁訴に効果がある加味逍遥散を飲ませたところかなり良くなりました。


参考記事
【コスパで選ぶ】加味逍遥散は月経前症候群(PMS)に効果的

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抑肝散加陳皮半夏

しばらく落ち着いていましたが、40才前後になりイライラがひどくなりまいた。恐らく、プレ更年期という時期になってホルモンバランスが変わってきたのでしょう。

イライラする時期が1~2週間ではなくなり、月の半分以上イライラして怒っています。子供が時間通りに行動することに、やたらこだわる感じ。

これは、さすがに受診するよう勧めましたが、本人が嫌がるので、とりあえず抑肝散加陳皮半夏を試すことになったわけです。(皆さんはできれば受診して下さい。)

抑肝散加陳皮半夏は精神科でも処方するくらいなので、精神症状が強くなっている妻に合っているかなと思いました。服用したところ、劇的に良くなりホッとしています。


 

 

精神症状がつよいならPMDD(月経前不快気分障害)かも

妻の症状について、PMS(月経前症候群)とお話ししてきましたが、イライラがひどくなってからは、PMDD(月経前不快気分障害)かもしれないな、と思っています。

PMSの中でも、特にイライラや不安などの精神症状が強いタイプです。

その場合は、抑肝散加陳皮半夏のような漢方薬のほかに、ピルや抗うつ薬などで治療するのが一般的です。

あなたも、同じような症状で苦しんでいるなら、こうした治療を受けてみてください。

 

 

PMSがひどいなら婦人科を受診しましょう

PMSやPMDDがひどいなら婦人科を受診しましょう。私の妻は、今回は市販の抑肝散加陳皮半夏で様子を見ていますが、婦人科の受診を検討し始めています。

ちなみに、PMSは卵胞ホルモンと黄体ホルモンという女性ホルモンの変動で起きる症状です。婦人科では、女性ホルモンの働きを調節するために、ピルが処方されることもあります。ピルでかなり症状が楽になる人も多いようです。

 

 

妻のイライラに悩む夫の皆さんへ

妻のイライラの原因がPMSだということに気づかない夫の方は多いようです。PMSだと知らずに、毎月ひどい夫婦げんかをして離婚する人もいるそうです。

もし、あなたの妻もイライラがひどいなら、原因はPMSかもしれません。まずは、いつ妻がイライラしたか、スマホのカレンダーに記録してみてください。毎月、同じ時期にイライラが始まるなら、PMSの可能性大です。

その場合は、妻が落ち着いている時期に、PMSの可能性について夫婦で話してみると良いですよ。

妻がPMSだと、夫もかなりしんどいです。妻のPMSに気づいて、対処できる人が増えればいいなと思いつつ、この記事を書きました。

ぜひ参考にしていただけたらと思います。

 

 

まとめ

生理前のイライラに抑肝散加陳皮半夏が効きましたので紹介してきました。

婦人科を受診するのが一番ですが、なかなか受診できない方は、漢方薬を試して見ても良いかもしれません。

症状が改善しない場合は、必ず受診して下さい。


*医薬品の使用に当たっては、担当の医師、薬剤師等の指示に従って下さい。

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