妊娠・授乳と薬

妊娠検査薬はいつから陽性反応が出るか

2019年10月8日

妊娠したかどうか早く知りたいと思うのは自然な気持ちです。

市販の妊娠検査薬はいつから使えるのでしょうか。
結論から言うと、生理予定日当日から検査できるものと、生理予定日から1週間後から検査できるものがあります。
早くにわかる早期妊娠検査薬と、”ふつうの”妊娠検査薬があるということです。
早期妊娠検査薬のチェックワンファスト調剤薬局で購入できます。
”普通の”妊娠検査薬の、チェックワン、ドゥーテスト、クリアブルーなどドラッグストアインターネットで購入できます。
どちらも基本原理は同じです。妊娠すると尿中に出てくるhCGというホルモンを検出しています。
hCGを検出する感度の違いで、検査できる時期が変わってきます。

妊娠検査薬の原理

妊娠検査薬は妊娠中に分泌されるhCGというホルモンを検出します。
hCGは、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(Human chorionic gonadotropin)の略です。 妊娠が成立すると胎盤から分泌されるホルモンで、受精卵が着床して初めて分泌されます。胎盤から分泌されたhCG尿中に出てきます。

hCGは、妊娠していない女性では0~6(mlU/mL)という数値です。ちなみに男性では0~2(mlU/mL)となっています。妊娠していない時にはほとんど検出されませんが、妊娠すると急激に上昇します。妊娠第1週目から増え始めて2日ごとに倍増していきます。妊娠0.2~1週5~50(mlU/mL)、妊娠1~2週50~500(mlU/mL)になります。その後も増え続けて、妊娠10~12週の頃には1,000~50,000(mlU/mL)になります。その後は減少していきます。

早期妊娠検査薬”普通の”妊娠検査薬も、尿中のhCGを検出します。少量のhCGを検出できれば早期に妊娠の判定ができることになります。

 

 

チェックワンファストは、生理予定日当日から



チェックワンファスト早期妊娠検査薬です。25mIU/mLを基準値としています。尿中のhCG25mIU/mL以上になれば、妊娠を検出できるということです。妊娠が成立していれば、生理予定日頃には25mIU/mLを超えると考えられます。そのため、生理予定日当日から検査ができます。

おすすめはできませんが、生理予定日前に検査をしても陽性になることはあります。hCGの上昇には個人差があり、しかも急激な上昇なので生理予定日の2~3日前には25mIU/mLを超えている可能性があります。

チェックワンファストは薬局医薬品なので、ドラッグストアではなく調剤薬局で購入できます。取り扱いがあるか前もって確認することをおすすめします。

 

陰性の場合

検査結果が陰性の場合も妊娠の可能性がゼロという訳ではありません。水分を多くとっていて尿が薄まることでhCGが検出されないことがあります。また、hCGの分泌量には個人差があります。陰性の場合は1週間後に再検査をしましょう。妊娠していればhCGは増加し続けますので、1週間後に陽性となることがあります。

 

 

チェックワンは生理予定日の約1週間後から



チェックワン、ドゥーテスト、クリアブルーなどのドラッグストアで販売されている妊娠検査薬は”ふつうの”妊娠検査薬です。50U/mLを基準値としています。尿中のhCG25mIU/mL以上になれば、妊娠を検出できるということです。妊娠が成立していれば、生理予定日の約1週間後には25mIU/mLを超えると考えられます。そのため、生理予定日の約1週間後から検査ができます。

 

陰性の場合

”ふつうの”妊娠検査薬の場合も、検査結果が陰性の場合も妊娠の可能性がゼロという訳ではありません。水分を多くとっていて尿が薄まることでhCGが検出されないことがあります。また、hCGの分泌量には個人差があります。陰性の場合は1週間後に再検査をしましょう。妊娠していればhCGは増加し続けますので、1週間後に陽性となることがあります。

 

 

 


 

まとめ

・妊娠検査薬には、早期妊娠検査薬と、”普通の”妊娠検査薬があるということです。
・早期妊娠検査薬は生理予定日当日から、”普通の”妊娠検査薬は生理予定日から1週間後から検査できます。
・それより早く検査しても構いませんが、陰性だったとしても後で陽性になることがあります。
・陰性の場合は、1週間後に再検査をしましょう。
・陽性の場合は、早めに産婦人科を受診しましょう。

 

 

参考資料:フレックカートリッジヒト絨毛性ゴナドトロピンHCG添付文書、チェックワンファスト添付文書、チェックワン添付文書、ドゥーテスト妊娠検査薬添付文書、妊娠検査薬クリアブルー添付文書

*医薬品の使用に当たっては、担当の医師、薬剤師等の指示に従って下さい。

よく読まれている記事

1

コロナウイルスの感染予防には、手洗いや、手洗い後のアルコール消毒が有効です。テーブルや食器、ドアノブや便器などの消毒には次亜塩素酸ナトリウムが有効です。流行期には特に消毒をして感染を予防しましょう。 ...

2

新型コロナウイルスが広がっていますが、”正しく怖れる”ことが大切と言われています。マスクの買い占めをしたりしてパニックに陥らないようにしたいですね。マスクやアルコール消毒に注意が行きがちですが、こまめ ...

3

「病院に行ったけど薬をもらうのを忘れた」 そんな経験はありますか?薬をもらい忘れて連休に入ってしまうと薬局を探すのにも一苦労です。そんな時、処方箋のネット予約が便利です。   EPARKくす ...

4

使い分けの方法は決まっていません。 整腸剤には、主に4種類の善玉菌が使われます。 それぞれの特性を生かしたさまざまな組み合わせがあります。 整腸剤は腸に善玉菌を送り込むことで腸内細菌のバランスを整える ...

5

症状に応じて使い分けましょう。 抗ヒスタミン薬 抗ヒスタミン薬の飲み薬には、たくさんの種類があります。大きく分けて2つ―第一抗ヒスタミン薬と第二世代抗ヒスタミン薬があります。 第一世代抗ヒスタミン薬 ...

6

人に聞きにくい体の悩みを抱えたことはありませんか。 このサイトでは、人に聞きにくい薬の疑問を薬剤師の視点で薬の解説をしています。 この記事では、膣カンジダの原因と薬についてまとめています。 わかりやす ...

-妊娠・授乳と薬

Copyright© わかりやすい薬の解説 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.