ベピオゲルの効果と副作用-塗り方と使用期間は?

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ベピオゲルは、抗菌作用と角質剥離作用のあるニキビの治療薬です。

初期の白ニキビから炎症を起こした赤ニキビにも効果を発揮します。

ベピオゲルの成分は過酸化ベンゾイルという強力な酸化剤なので、いくつかの注意点があります。

代表的な副作用には皮膚に粉がふく、皮膚がうすくはがれる、皮膚が赤くなる、皮膚が乾燥するなどの副作用があります。

この記事では、ベピオゲルの効果や塗り方、副作用などについてまとめます。

 

 

ニキビの進行

ニキビは毛穴に皮脂がたって面皰(めんぽう)ができることで始まります。このとき、毛穴のまわりの角質が厚く硬くなることで、毛穴に皮脂が溜まりやすくなります。そこにアクネ菌が増殖して炎症を起こしていきます。小さな白いニキビから炎症を起こした赤いニキビ膿が溜まったニキビへと進行します。ひどくなると皮膚の下に膿がたまった袋ができることがあります。硬く大きく触れることもあります。

 

ベピオゲルの作用

ベピオゲルの有効成分は過酸化ベンゾイルという強力な酸化剤です。

過酸化ベンゾイルは、皮脂が詰まった毛穴にある角質をはがして、毛穴のつまりを改善する効果があります。

アクネ菌に対する抗菌作用もあります。過酸化ベンゾイルは脂溶性なのでアクネ菌の細胞膜に留まります。そして、アクネ菌の構成成分を分解していくことでアクネ菌を退治していきます。

 

 

ベピオゲルの使い方



ニキビができた部分だけでなく顔全体に広げるように塗布します。顔全体に塗布することで、まだ赤くなっていない小さな面皰(微小面皰)にも効果を発揮します。目安としては、人差し指の先から第一関節までにのせた量を顔全体に使用します。このとき、眼や唇、粘膜、傷などに付着しないよう注意します。

 

いつまで使う?

決められた期間はありません。ニキビが良くなったと思っても、自己判断で中断しないようにします。
臨床試験では、12週間での効果判定が行われています。炎症性のニキビ(赤ニキビ)は、12週間後73.3%減りました。非炎症性のニキビ(白ニキビ、黒ニキビ)は、57.1%減りました。(プラセボに比べて有意に減少)
効果が十分に出るまで、数週間使用する必要があります。使用期間について決まりはありませんが、医師や薬剤師の指示に従って根気よく続けましょう。

 

 

注意点



過酸化ベンゾイルは強力な酸化剤なので粘膜に対しては刺激になります。眼や唇、粘膜、傷などに付着しないようにするのはそのためです。もし付着してしまった場合はすぐに水で洗い流します。

酸化剤なので漂白作用もあります。髪の毛や衣服に着くと色が落ちてしまうので注意が必要です。

 

 

副作用

皮膚に粉がふく、皮膚がうすくはがれる、皮膚が赤くなる、皮膚が乾燥するなどの副作用が現れる事があります。(皮膚剥脱(鱗屑)18.6%、刺激感14.0%、紅斑13.8%、乾燥7.4%)特に、使い始めてから1,2ヶ月くらいの間に副作用が出て、だんだんとやわらいでいきます。ただし、副作用の症状がひどい場合には中止する必要があります。医師の医師や薬剤師の指示に従ってください。

 

 

日光に当たってはいけない?

過酸化ベンゾイルの皮膚刺激によって皮膚が敏感になるために、皮膚が紫外線にも弱くなってしまいます。日光や紫外線にあたることはなるべく避けるようにしましょう。

 

 

 

 

 

ベピオゲルを配合した薬



ベピオゲルの有効成分ー過酸化ベンゾイルを配合した薬として、エピデュオゲルとデュアック配合ゲルがあります。

 

エピデュオゲル

エピデュオゲルベピオゲルディフェリンゲルを合わせたものです。過酸化ベンゾイルの含有量はベピオゲルと同じ2.5%です。

*ディフェリンゲルについてはこちらをご覧下さい。

*エピデュオゲルについてはこちらをご覧下さい。

 

デュアック配合ゲル

デュアック配合ゲルベピオゲルダラシンTゲルを合わせたものです。過酸化ベンゾイルの含有量はベピオゲルより多く3.0%です。

*デュアック配合ゲルについてはこちらをご覧下さい。

 

 

まとめ

・ベピオゲルには、角質剥離作用と抗菌作用があります。

・ニキビができた部分だけでなく顔全体に広げるように塗布します。

・使用できる期間に決まりはありませんが、大抵は数週間で効果が出てきます。

・強力な酸化剤なので、眼や唇、粘膜、傷などに付着しないようにします。漂白作用があるので髪の毛や衣服に付着しないようにします。

・副作用はしだいにやわらぎますが、症状がひどい場合には中止する必要があります。

 

 

参考資料:ベピオゲル添付文書、インタビューフォーム、エピデュオゲル添付文書、デュアック配合ゲル添付文書