【ニキビ】エピデュオゲルはディフェリンゲルとベピオゲルを合わせた薬

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ニキビとは、皮膚に面ぽうができ、そこにアクネ菌が増殖することで炎症がおきる状態です。

 

面ぽうとは、皮脂が毛穴にたまった状態のことです。

 

分泌が多くなり、毛穴の先が詰まって、毛穴の中に皮脂がたまることで面ぽうができます。

このとき、毛穴のまわりの角質が厚く硬くなることで、毛穴に皮脂が溜まりやすくなります。

 

面ぽうの中は、アクネ菌が増えやすい環境です。

アクネ菌が増えて炎症が起きたり、膿がたまったりしてニキビになります。

 

面ぽうが炎症をおこすと赤いぶつぶつになります。

 

炎症が進むと膿がたまったぶつぶつになります。

 

 

さらに炎症がひどくなると、皮膚の下に膿がたまった袋ができることがあります。

 

硬く大きく触れることもあります。

 

 

ニキビの治療

 

ニキビの治療薬には、大きく分けて以下の二つの種類があります。

①毛穴のつまりを改善する薬

②アクネ菌を殺して炎症を抑える薬

 

①毛穴のつまりを改善する薬

毛穴が詰まってできた面ぽうを改善するします。

 

ディフェリンゲル

毛穴の詰まりを改善する薬の一つに、ディフェリンゲルという薬があります。

ディフェリンゲルの成分はアダパレンといいます。

 

アダパレンは毛穴の詰まりを改善し、面ぽうができにくくします。

 

 

にきびの初期症状の面ぽうに効果的です。

 

ニキビが良くなってから、良い状態を維持して再発を予防するために使用することもあります。

 

 

 

②アクネ菌を殺して炎症を抑える薬

抗菌作用のある塗り薬や、抗生物質の内服薬が使用されます。

 

ベピオゲル

ベピオゲルの有効成分は、過酸化ベンゾイルといいます。

 

アクネ菌に対して強力な抗菌作用があります。

過酸化ベンゾイルは強力な酸化剤で、アクネ菌の膜構造、DNA・代謝などを直接障害して、抗菌作用を示します。

 

ニキビ治療でも、抗生物質の使用による耐性菌が問題視されています。

過酸化ベンゾイルには、耐性菌が出現する心配がありません。

2015年から日本でも使用できるようになりました。

 

 

過酸化ベンゾイルには、角質剥離作用もあります。

角層中のタンパク質を変性させることにより、角質細胞同士の結合が弛み、角層がはがれやすくなります。

面ぽうにふたをしている固くなった角質がはがれることで、ニキビが改善します。

 

 



 

エピデュオゲル

エピデュオゲルは、アダパレンと過酸化ベンゾイルを含有する薬です。

 つまり、ディフェリンゲルとベピオゲルを合わせた薬です。

 

アダパレンによる毛穴の詰まりを改善と、過酸化ベンゾイルの抗菌作用・角質剥離作用によってニキビを改善します。

作用機序の異なる二つの薬の効果が合わさることで、効果を発揮しやすくなっています。

アダパレンと過酸化ベンゾイルの作用機序は相補的であり、かつ1日1回の使用で良好な治療効果と利便性の向上が期待できる。
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まとめ

・ニキビとは、皮膚に面ぽうができ、そこにアクネ菌が増殖することで炎症がおきる状態のことです。

・ニキビの治療薬には、毛穴のつまりを改善する薬と、アクネ菌を殺して炎症を抑える薬があります。

・ディフェリンゲルは、毛穴のつまりを改善する薬です。ニキビの初期症状である毛穴がつまってできる面ぽうに効果的です。

・ベピオゲルの成分―過酸化ベンゾイルは強力な酸化剤で、アクネ菌に対して強力な抗菌作用があります。

・過酸化ベンゾイルには、角質剥離作用もあります。

・エピデュオゲルは、ディフェリンゲルとベピオゲルを合わせた薬で、毛穴の詰まりの改善、抗菌作用・角質剥離作用によってニキビを改善します。

 

 

参考資料:インタビューフォーム、日経DI2016.7.19、皮膚科Q&A(日本皮膚科学会)