「セルペロイシンはないですか?」
とお客さんに尋ねられました。
「市販の血圧の薬なんだけど…」
残念ながら僕の店舗では採用していない薬でした。
セルペロイシンの効能効果は?
セルペロイシンは第一類医薬品の薬です。
セルイペロイシンの効能効果は以下の通りです。
- 本態性高血圧および腎性高血圧
- 心臓機能障害いは大脳血行障害をともなう高血圧症
- 高血圧随伴症
- 動脈硬化の治療および予防
- 脳溢血・血管脆弱による出血予防
主成分はローウォルフィアセルペンチナ総アルカロイド
ローウォルフィアセルペンチナ総アルカロイドが、中枢鎮静作用により血圧を降下させます。
ローウォルフィアセルペンチナ総アルカロイドにはレセルピンという成分が含まれています。レセルピンはノルアドレナリンなどの神経伝達物質が放出させるのを抑えて、高圧作用や鎮静作用を表す。
レセルピンとは
上記の通り、レセルピンは交感神経の働きを抑えることにより、降圧作用や鎮静作用を表します。
そして、交感神経を抑えること結果、副交感神経が優位に働くことになります。
副交感神経が優位に働くことによって、胃腸の働きが良くなりすぎて、下痢などが起きることがあります。
副交感神経が働くことは、心臓の働きを抑えますので、脈がゆっくりになる不整脈の一つである徐脈が起きることがあります。
これは、あくまでもレセルピンの働きであり、ローウォルフィアセルペンチナ総アルカロイドにどれほどのレセルピンが含まれているかは明記されていません。
効果と副作用のどちらも、それほど顕著には表れないと思われます。
まとめ
セルペロイシンには、動脈硬化の危険因子を改善する成分も含まれています。
循環器系の不安がある方が”つなぎ”として使用するのに適しています。
高血圧が続く方は、早めに受診することをお勧めします。
市販薬で血圧を十分にコントロールすることは難しいので中止して使用しましょう。