【アレルギー】鼻炎薬アレサガテープの特徴

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アレサガテープとは

日本初の経皮吸収型抗ヒスタミン薬です。

成分名はエメダスチンです。
もともとレミカットという名称で販売されている薬です。
アレサガテープは、レミカットの貼付薬版です。

 

 

使い方

胸、腕、背中、お腹のどこかに24時間貼ったままにします。

用法用量は以下の通りです。

エメダスチンフマル酸塩として1回4mgを胸部、上腕部、背部又は腹部のいずれかに貼付し、24時間毎に貼り替える。なお、症状に応じて1回8mgに増量できる。

付文書より


 

24時間効き続ける

テープ剤の利点の一つは、血中濃度を維持しやすいという点です。
つまり、24時間貼っている間は確実に効いています。

飲み薬だと、薬の効果が切れてしまうことがあります。
それに対して、アレサガテープは貼っている間は効果が切れることはありません。

 

剥がしてもしばらく効いている

半減期は、約13時間です。これは、剥がしてから13時間後に血中濃度が半分になる、という意味です。

24時間で貼り替えますが、慌てて貼り替える必要はありません。
お風呂に入る前に剥がして、寝る前に貼る、くらいで大丈夫です。

 


 

嚥下困難患者にメリット

高齢者などで飲み込むのが大変な方にとって使用しやすい薬です。

大抵の嚥下困難患者には、口で溶けるOD錠や粉薬が使用されます。

それでも、薬の服用は本人にとっても、介護者にとっても負担となっていることが多くあります。

そのような患者さんにとっては、テープを貼るだけというのは、かなりメリットになります。

 


 

服薬状況が目視で確認できる

服用忘れ、服用しすぎの防止になります。
介護者は、薬が貼付されているかを見るだけで、服用忘れがないかを確認できます。


副作用は

副作用は主に、皮膚症状眠気です。

皮膚症状

臨床試験では、1060例中、紅斑116例(10.9%)、瘙痒感48例(4.5%)、丘疹21例(2.0%)と皮膚症状が確認されています。
貼付部位に炎症が起きることがあります。

眠気

眠気の副作用は、1060例中52例でした。
眠気は4.9%の頻度です。
第二世代抗ヒスタミンとしては、平均的な頻度です。
眠気の副作用があるので、車の運転などの危険な作業に関する注意事項の記載があります。

重要な基本的注意
(1)眠気を催すことがあるので、本剤使用中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。

付文書抜粋


 

適用はアレルギー性鼻炎のみ

アレサガテープの効能・効果はアレルギー性鼻炎となっています。

第二世代抗ヒスタミン薬の大半は、鼻炎と蕁麻疹などの皮膚症状の適用があります。
アレサガテープの場合は、皮膚症状の適用はありません。
貼付剤ゆえに皮膚症状の副作用があるわけですから当然と言えるでしょう。

 

まとめ

  • アレサガテープは、日本初の経皮吸収型抗ヒスタミン薬です。
  • 特に嚥下困難患者にとってメリットがあります。
  • 他の抗ヒスタミン薬と同様に眠気には注意が必要です。