鼠径ヘルニアと診断され、手術を受けることになりました。
症状から治療法までをまとめてみます。
鼠径ヘルニアの症状
なんとなく下腹部の右側が痛い。
様子を見ていたら、少しずつ痛みが増してきました。
そして、股間の右側が膨らんでいることに気づきました。
横になると、引っ込みます。
ネットで調べると、これは鼠径ヘルニアの症状です。
昔で言う、「脱腸」というやつです。
内科を受診
とりあえず、かかりつけの内科を受診しました。
外科がベストのようですが、とりあえず判断を仰ごうかと内科を受診しました。
気になるのは、一年前にスキーで転倒してから右の股関節が痛かったことです。
診察では、ものの5分で「鼠径ヘルニア」と診断されました。
股関節の痛みは関係ないそうです。
内科の先生すごいですね。
問診と、ほんの少しの触診で終わりです。
すぐに紹介状を書いてくれました。
病院を受診
鼠径ヘルニアで評判の良い病院を見つけて受診しました。
小規模な病院ですが、鼠径ヘルニアに強い病院です。
診察室に入ると、とてもフレンドリーな院長先生が立って「~と申します」と丁寧に挨拶して下さいました。
問診と触診で、すぐに診断が出ました。
触診もほんの一瞬ですが「これは確実に腸の感触だね」と笑顔でお話しされました。
すぐに治療の説明が始まりました。
その後、念のための血液検査、尿検査、エコー検査、レントゲン検査を受けました。
後日、CT検査を受けます。
鼠径ヘルニアについての説明
鼠径ヘルニアについて丁寧に説明していただきました。
概要は以下の通りです。
・鼠径ヘルニアは良性の疾患だけど自然治癒はしない
・鼠径部に隙間ができて、腹膜が袋状に出てきて、その中に腸が入る形になる。
・まれに、はみ出た部分がはまって血流が悪くなり、腸が壊死する。これをカントンという。
・ただし、カントンになるよりずっと前に痛みがひどくなる。
大抵はその時点で受診するためカントンになることはほとんどない。
カントンになるのは、寝たりで話ができず、痛みを訴えられない方に多い。
手術の適用
手術が適用になるのは以下のケースだそうです。
・日常生活に支障
・カントンした事がある
・本人の希望
僕の場合は、30分ほど立っていると痛みが出てくるので、日常生活に支障があるということで手術となります。
でも、急ぐ必要もないので仕事の影響がない時期を選ぶことにしました。
手術は1ヶ月以上さきです。
治療方針
治療方針も丁寧に説明して下さいました。
局所麻酔と静脈麻酔
全身麻酔はしません。局所麻酔での手術になります。
でも、手術中目が覚めていても不安になるので、静脈麻酔を点滴されるそうです。
手術自体は30分
手術自体は30分と、その前後の麻酔の為の30程で、合計2時間足らずで終わるそうです。
気管挿管も尿道カテーテルもなし
短い手術なので、気管挿管も尿道カテーテルも使わない。
術後は患部が腫れる
術後は、患部が炎症を起こして腫れるそうです。
それも、次第に治まるそうです。
術後は、幹部の感染を防ぐための「創傷保護リング」を使用するそうです。
これが、保険適用外で10000円です。
でも、これを使うことで術後の感染リスクが10~20分の1になるそうです。
日程
二泊三日の予定です。
当日入院もできるそうですが、ちょっと忙しくなるみたいです。
・前日の夕食は食べて、当日朝に下剤を使用する。
・術後2時間で歩く。
・手術の次の日に退院。
まとめ
・鼠径ヘルニアは良性の疾患です。
・症状は下腹部の痛みと腫れです。横になると引っ込みます。
・問診と触診ですぐに診断が出ます。
・治療は30分程度の手術です。大抵は局所麻酔です。