しじみは肝臓に良いと言われてきましたが、実は間違いです。鉄分を多く含むしじみの食べ過ぎは肝臓に負担をかけます。特にしじみの内臓に鉄分が多く含まれるので、肝機能が気になる方はシジミの身を食べないようにしましょう。
シジミに含まれるオルニチンやアミノ酸は肝機能の改善に効果的なので、シジミの身を含まないエキスは肝機能の果善が期待できます。
鉄分は肝臓に負担をかける
鉄分は肝臓に負担をかけるので、肝臓が悪い人は鉄分を控える必要があります。しじみにはオルニチンやアミノ酸が含まれているので肝臓に良いと言われてきましたが、鉄分が多いので肝臓には負担をかけます。特に、シジミの内臓に鉄分が多く含まれるのでシジミの身を食べないようにしましょう。
オルニチン
シジミなどに含まれているオルニチンは肝機能の回復に効果的です。肝臓では様々な化学反応が起きていますが、その一つに有毒なアンモニアを無毒な尿素に変換する化学反応があります。オルニチンを摂るとアンモニアから尿素への変換が活発になります。
肝臓に良い食べ物は
肝臓に良い食べ物はほとんどありません。特にアルコールや鉄分は肝臓に負担をかけます。何かを食べて肝臓を良くしようとするよりも、カロリーを抑えることの方が効果的です。食べる量を減らして減量することが肝機能の回復につながります。
ちなみに、コーヒーは肝炎や肝臓がんの発症を抑えるという論文があります。
まとめ
しじみやレバーは鉄分を多く含むため肝臓に負担をかけます。
オルニチンは有毒なアンモニアを無毒な尿素に変換するのを助けます。
参考資料:東京大学医学部附属病院消化器内科肝癌治療チーム,外科と代謝・栄養50巻2号2016年4月