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【更年期障害】命の母の効果と副作用【下痢に注意】

更年期障害の薬として有名な「命の母」は100年以上の歴史のある薬です。生薬を中心とした薬ですが、昭和42年にはビタミン剤も配合された「命の母A]となりました。更年期のさまざまな症状に効果のある市販薬です。

第2類医薬品なので、ドラッグストアやインターネットでも購入できます。

 

 

命の母Aの効果とは

命の母Aは女性の更年期の様々な症状に効果的です。

命の母Aは女性の更年期の様々な症状に効果的です。更年期に伴う、のぼせ、気持ちの不安感、イライラ、重だるさ、やる気がでない、肩こり、頭痛などに効果を改善します。

効能効果は以下の通りです。

更年期障害、更年期神経症、血の道症注)、のぼせ、生理不順、生理異常、生理痛、肩こり、冷え症、肌荒れ、めまい、耳鳴り、動悸、貧血、にきび、便秘、ヒステリー、帯下、産前産後、下腹腰痛、血圧異常、頭痛、頭重

注)「血の道症」とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期等女性のホルモンの変動に伴ってあらわれる精神不安やいらだち等の精神神経症状及び身体症状のことである

 

命の母Aの成分

命の母Aには13種類の生薬成分のほかに、ビタミンを配合しています。

成分は以下の通りです。

ダイオウ末、カノコソウ末、ケイヒ末、センキュウ末、ソウジュツ末、シャクヤク末、ブクリョウ、トウキ末、コウブシ末、ハンゲ、ニンジン末、コウカ、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム、葉酸、タウリン、ビタミンE、リン酸水素カルシウム水和物、ビオチン、精製大豆レシチン

生薬成分は、3種類の漢方薬に含まれるものを組み合わせています。「当帰芍薬散」、「加味逍遙散」、「桂枝茯苓丸」という婦人科でよく処方される漢方薬の生薬成分が配合されています。

それぞれの漢方薬の成分は以下の通りです。下線の成分が命の母Aに配合されています。

当帰芍薬散:ブクリョウ、シャクヤク、トウキ、ソウジュツ、センキュウ、タクシャ

加味逍遙散:ブクリョウ、シャクヤク、トウキ、ソウジュツ、ボタンピ、サンシシ、ショウキョウ、カンゾウ、サイコ、ハッカヨウ

桂枝茯苓丸:ケイヒ、ブクリョウ、シャクヤク、トウニン、ボタンピ

トウキ末、シャクヤク末、センキュウ末は女性ホルモンのバランスを整えます。ダイオウ末、ソウジュツ末、ゴシュユ、ビタミン群、
パントテン酸カルシウムは、胃腸機能を整え、更年期女性に不足がちな栄養素を補給します。カノコソウ末、ブクリョウ末、コウブシ末、
ハンゲ、コウカは、神経の興奮・緊張を緩和し、イライラを鎮めます。トウキ末、センキュウ末、コウカは、血管運動機能を改善し、ほてりや冷え性を鎮めます。ニンジン末、ケイヒ末、タウリンは、抵抗力や新陳代謝を高め、身体の重だるさに効きます。

3つの漢方薬とビタミン類を組み合わせることで、さまざまな症状に効果を発揮します。

 

下痢などの副作用に注意

使用上の注意には、胃部不快感、食欲不振、吐き気・嘔吐、はげしい腹痛を伴う下痢、腹痛、発疹・発赤、かゆみなどの副作用が挙げられています。

特に、命の母Aに含まれているダイオウは、下剤としても使用される生薬です。下痢がひどい場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

服用後、生理が予定より早くきたり、経血量がやや多くなったりすることがある。出血が長く続く場合も、医師や薬剤師に相談しましょう。

 

命の母ホワイト

命の母ホワイトは20代~40代の生理痛などに効果あり。

命の母Aが40代~50代の女性の更年期障害に効果的なのに対して、命の母ホワイトは20代~40代の生理痛などに効果があります。

命の母ホワイトは生理痛・頭痛、PMS(月経前症候群)などによるイライラや憂うつ感、生理不順、冷えなどを改善します。

 

 

まとめ

命の母Aは、13種類の生薬とビタミンを配合することで女性の更年期の様々な症状に効果を発揮します。

生薬成分は、「当帰芍薬散」、「加味逍遙散」、「桂枝茯苓丸」の成分を組み合わせたものです。

下剤としても使用されるダイオウを配合しており、下痢などの副作用に注意が必要です。

 

*医薬品の使用に当たっては、担当の医師、薬剤師等の指示に従って下さい。

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