結膜下出血の症状は?
結膜下の小さい血管が破れて出血したもので、白目が赤くなるものです。
多少、目がゴロゴロしますが、痛みなどの症状はありません。
目やにが出ることもありません。
目やにが多く出るときは、細菌やウイルスの感染による炎症などが考えられます。
ポイント!目やにが出る原因は
結膜下出血では目やには生じません。
目やにが多い場合は以下の原因が考えれます。
1.正常な代謝
朝起きた時の目やには正常な代謝によるものです。
目のごみや古い細胞などが含まれます。
2.目の炎症
細菌やウイルスの感染による炎症が原因で目やにができます。
花粉症などのアレルギーによる炎症でも目やにができます。
目やにが多い時は、抗菌作用のある目薬を使用します。
市販薬で対応できますが、長引くときは、眼科を受診しましょう。
結膜下出血の原因は?
原因は、外傷、結膜炎、動脈硬化、高血圧、糖尿病、白血病、くしゃみ・咳、過飲酒、月経、水中メガネのしめ過ぎなど様々なものが考えられます。
特に、外傷が原因の場合は眼科を受診し、眼の状態を確認してもらい、必要な治療を受ける必要があります。
ポイント!結膜下出血の原因は
- くしゃみ・咳
- 過飲酒
- 月経
- 水中メガネのしめ過ぎ
結膜下出血の治療は
ふつうは治療を必要としません。
自然に出血が止まり、目に吸収されて治癒していきます。
ほとんどの場合、充血は1~2週間で自然に治癒します。2~3か月かかる場合もあります。
ただし、原因が多岐に渡るため、他の症状が出る場合や結膜下出血を繰り返す場合は治療が必要になります。
ポイント!治療が必要となるのは?
1.充血以外の症状がある場合
目やにや目の痛み、涙が増えるなど充血以外の症状がある場合は、眼科を受診する必要があります。
発熱などがあるときは、内科を受診する必要があります。
2.繰り返す場合
結膜下出血の原因は多岐に渡ります。
特に、原因が内科的な疾患の場合に結膜下出血を繰り返すことがあります。
この場合、原因疾患の治療が必要になるため、内科などで診てもらう必要があります。
「充血」の場合は市販薬でOK
結膜下出血は血管が破れて出血するものですが、充血は血管が広がって目が赤くなっている状態です。
結膜下出血の場合は治療は必要としませんが、眼精疲労や軽度の刺激よって生じる「充血」の場合は市販の目薬で対応が可能です。
ナファゾリンや、テトラヒゾリドンなどの血管収縮剤を含む薬が充血の目薬として販売されています。
ただし、血管収縮薬は一時的に充血を取る薬です。
血管収縮薬の使用はできるだけ避けて、充血の原因にアプローチする薬を選ぶことをお勧めします。*注
まとめ
・結膜下出血では、白目が赤くなりますが、他の症状はありません。
・基本的に治療は必要ありませんが、他の症状がある場合や繰り返す場合は治療が必要です。