ケトプロフェンは、医療用ではモーラスがよく知られています。
テープ剤やパップ剤などの外用薬があります。
ケトプロフェンパップは、ネット通販で購入できます。
この記事では、ケトプロフェンの作用と光線過敏症という副作用について解説します。
ケトプロフェンとは
ケトプロフェンは、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)です。NSAIDsはプロスタグランジンがつくられるのを邪魔する作用があります。プロスタグランジンは痛みを引き起こす物質です。プロスタグランジンが減ることで痛みが抑えられることになります。
ケトプロフェンは、テープ剤やパップ剤など外用薬として使用されています。医療用ではモーラスが有名です。市販薬では、オムニードケトプロフェンパップが販売されています。
紫外線によるかぶれ(光線過敏症)
ケトプロフェンを使用中に特に注意が必要なのは光線過敏症です。貼ったところに紫外線が当たるとかぶれることがあります。そのため、貼ったところに日光が当たらないように注意する必要があります。
使用をやめてからも、貼っていた場所に紫外線が当たるとかぶれることがあります。使用してから数か月後に光線過敏症になることがあります。そのため、少なくとも使用してから4週間は紫外線が当たらないようにする必要があります。
ケトプロフェンの唯一の市販薬
ケトプロフェンは、主に医療用の外用薬が有名ですが市販薬にもなっているのでネット通販で購入できます。オムニードケトプロフェンパップは、ケトプロフェンの唯一の市販薬です。(2019年8月現在)
効能効果は以下の通りです。
関節痛,腰痛,肩こりに伴う肩の痛み,肘の痛み(テニス肘など),筋肉痛,腱鞘炎(手・手首の痛み),打撲,捻挫
医療用と同様で、光線過敏症には注意が必要です。張ったところに紫外線が当たらないように注意ししましょう。使用してから少なくとも4週間は、貼ったとこっろに紫外線が当たらないように注意しましょう。
添付文書には以下の記載があります。
使用中および使用後少なくとも4週間は貼付部を紫外線に当てないでください。
まとめ
・ケトプロフェンは、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)です。
・貼ったところに紫外線が当たるとかぶれることがあります。少なくとも使用してから4週間は紫外線が当たらないようにする必要があります。
・オムニードケトプロフェンパップは、ケトプロフェンの唯一の市販薬です。(2019年8月現在)ネット通販で購入できますが、ドラッグストアにはあまり並んでいません。
参考資料:モーラスパップ添付文書、インタビューフォーム、オムニードケトプロフェンパップ添付文書