エクオールのエストロゲン受容体への作用【更年期】

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「体にいいとは思うけど、何がいいの?」と思うことはありませんか。

このサイトでは、ふだん患者さんに説明することを、さらにわかりやすく解説しています。

この記事では、エクオールの働きをまとめています。

エクオールとは何か、どんな働きがあるのかを解説します。

 

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エクオールとは

エクオールとは、大豆イソフラボンを元に、腸内細菌によってつくられる物質です。

 

エクオールは、エストロゲンβ受容体に作用します。

作用は女性ホルモンのエストラジオールより弱く、受容体に対する親和性はエストラジオールの20%程度です。

エクオールは、エストロゲン受容体をふさぎますが、少しだけ作用する性質があります。

 

エクオールを産生する腸内細菌はヒトにしか見つかっていません。

そして、すべての人がエクオールをつくる腸内細菌を有している訳でもない。

日本人では約50%の人がエクオールをつくる腸内細菌を持っているといわれています。

エクオールの薬理作用

エクオールには、エストロゲン様作用、抗酸化作用、抗エストロゲン作用、抗アンドロゲン作用があります。

①エストロゲン様作用

エクオールには、エストロゲンβ受容体に作用することが知られています。

そのため、女性ホルモンが低下することによって起こる更年期障害骨粗鬆症に効果的と言われています。

 

② 抗酸化作用

エクオールの原料である大豆イソフラボンにも抗酸化作用がありますが、エクオールにも抗酸化作用があります。

活性酸素を除去する働きがあり、シミ対策や美白に効果的とされます。

 

③ 抗エストロゲン作用

エストロゲン作用と相反する作用もあります。

エストロゲン受容体でエストロゲンの働きを邪魔する働きもあります。

 

エストロゲン受容体と親和性があるものの、作用はエストロゲンより劣る為と思われます。

そのため、エストロゲンが不足している時にはエストロゲンの働きを補充する働きをし、エストロゲンが過剰な時にはエストロゲンの作用を抑える方に働くと考えられます。

④ 抗アンドロゲン作用

男性ホルモンのアンドロゲンの作用を抑える働きがあります。

アンドロゲンとは男性ホルモンの総称であり、テストステロン、ジヒドロテストステロン、デヒドロエピアンドロステロン、が含まれます。

そのなかでも、ジヒドトテストステロンは、悪玉男性ホルモンと言われる物質です。

ジヒドロテストステロンは毛母細胞の働きを弱めることにより脱毛の原因の一つになっています。

ジヒドロテストステロンが前立腺を肥大化させることも知られています。

エクオールは、ジヒドロテストステロンとくっつきます。

それによって、ジヒドロテストステロンの働きを抑えます。

 

エクオールはジヒドロテストステロンの邪魔をするため、脱毛症や前立腺肥大に対する効果も期待されます。

 

ちなみに、ジヒドロテストステロンは5α還元酵素という酵素によってテストステロンから生じます。

この5α還元酵素を阻害する薬として脱毛症治療薬には、プロペシア、ザガーロ、前立腺肥大治療薬にはアボルブがあります。

 

まとめ

・エクオールは、エストロゲン受容体をふさぎますが、少しだけ作用する性質があります。

・エクオールには、エストロゲン様作用、抗酸化作用、抗エストロゲン作用、抗アンドロゲン作用があります。

 

 

 

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