感染症

抗生物質の正しい使い方

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抗生物質を途中でやめてもいい?

抗生物質は途中で服用を止めてはいけません。

抗生物質は服用を継続する

抗生物質は、継続して服用する必要があります。患者さんには、次のように説明しています。

「薬には、服用してすぐに効果が出る薬と、継続して服用する薬があります。抗生剤は、継続して服用してだんだんと効果が現れる薬です。」

もちろん、これで説明は終わりではありません。

でも、継続することが必要ということを、まず理解してもらう必要があります。

「途中で服用をやめずに服用を続けてください。」

と言い添えます。

 

ポイント
抗生物質は継続することが大切です。



抗生物質は最後まで服用する

処方された抗生物質は、最後まで服用することが大切です。
「抗生物質は、菌を殺すお薬です。抗生剤を飲み始めると、体の中の菌がだんだんと減ってきます。でも、途中でやめてしまうと、また菌が増え始めます。」

正確には「増殖を抑える」ですが、わからりやすく「菌を殺す」と説明してもいいと考えています。

そして、服用を始めると菌が再び増殖を始めます。

その結果、症状が再び悪化し、治りにくくなってしまいます。

ポイント
症状が改善したからといって、服用をやめてしまわない事が大切です。
抗生物質は最後まで服用することが大切です。



耐性菌の原因になる

抗生物質を中途半端に使用すると、耐性菌の原因になります。
「抗生物質の服用をやめてしまうと、抗生剤の効かない菌がわずかに生き残ります。それを耐性菌といいます。わずかに残った耐性菌が増殖することで、抗生物質が効かなくなってしまう事があります。」

抗生物質を使用しすぎたために、耐性菌が出現することが問題になっています。

できれば、耐性菌についても患者さんに理解して頂きたいところです。

 

ポイント
抗生物質の服用を中断したり、最後まで飲み切らないと、薬が効かなくなる事があります。

 

 

まとめ

・抗生物質は継続することが大切です。

・抗生物質は最後まで服用することが大切です。

・抗生物質の服用を中断したり、最後まで飲み切らないと、薬が効かなくなる事があります。

*医薬品の使用に当たっては、担当の医師、薬剤師等の指示に従って下さい。

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