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【精神神経】せん妄の症状と治療法

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高齢の患者さんを介護している方から、患者さんが「せん妄」になったと伺うことがあります。

 

高齢者に多い「せん妄」についてまとめます。




せん妄とは

Wikipediaの定義はこちらです。

意識混濁に加えて奇妙で脅迫的な思考や幻覚錯覚が見られるような状態。

高齢者に多い疾患ですが、一般病棟の入院患者の10-30%で発症するらしく、決して珍しい病気ではありません。

 

よく見られる症状

・ぼんやりしていたり、もうろうとしたりしている

・言う事のつじつまがあわず、おかしなことを言う

・物忘れがひどくなる

・夜に眠らず興奮したり、昼夜が逆転したりする

・症状が変動しやすく、夜間に不安定になることが多い

・点滴やチューブを自分で抜いてしまったり、安静にしていられない

 

せん妄の原因

高齢であること、認知機能の低下が原因として挙げられます。

これらに、環境の変化などのストレスが加わることによって発症すると考えられています。




せん妄の治療

明確な治療法は確立されていません。

ストレスとなるものを極力減らすようにします。

そのために、生活環境の変化や光や音などの刺激に注意します。

 

せん妄に使われる薬

治療法が確立されてはいないものの、以下の薬が使用されることがあります。

・ハロペリドール

・オランザピン

・クエチアピン

・リスペリドン




認知症との違い

・意識障害がある

(認知症の場合は意識は正常)

 

・発症時期を特定できる

(認知症の場合は特定できない)

 

・発症期間が数時間から数週間

(認知症は持続的)

 

 

参考資料:公益社団法人 日本精神神経学会ホームページ