メンタル/睡眠

【睡眠薬】ロゼレムの作用と注意点

2019年1月8日

ロゼレムは依存性の少ない薬です。
効果は強くありませんが、自然な睡眠を促す薬です。




ロゼレムの作用

ロゼレムは、睡眠にかかわるホルモンに関連する薬です。

睡眠に関係するホルモンメラトニンというものがあります。
メラトニンは、夜になると分泌されるホルモンです。
体温を低下させ、睡眠を誘導する働きがあります。

ロゼレムは、メラトニン受容体に作用します。
メラトニンのような働きをして、体が睡眠に向かうように働きます。

そのため、自然な睡眠を促すと言えます。

 

ロゼレムの注意点

緩和な作用

ロゼレムは依存性がなく自然な睡眠を促す薬ということで、安心して使用できる薬です。

その一方で、比較的マイルドな作用の薬です。
そのため、既にベンゾジアゼピン系などの睡眠薬を服用している方は、十分な効果を感じられない可能性があります。

初めて睡眠薬を服用する方など、軽症の不眠の方に適しています。

不眠で医師に相談する際に「自然な睡眠を促すような薬があると聞きましたが…」などと話すと、処方してもらえるかもしれません。

 

飲み合わせ

一緒に飲んではいけない薬があります。

ルボックスデプロメールという薬は併用できません。
どちらも、フルボキサミンマレイン酸塩という成分の薬です。
一緒に服用すると、ロゼレムの効果が強く出すぎてしまいます。

それは、肝臓の薬物代謝酵素CYP1A2を阻害するためです。
CYP1A2は、ロゼレムの代謝に関わる酵素です。

この酵素を邪魔してしまうことで、ロゼレムが壊されなくなり、ロゼレムの血中濃度が上昇します。
そのため、ロゼレムが効きすぎてしまうのです。

他にも、飲み合わせの悪い薬があるので注意が必要です。




授乳中

ラットで乳汁中へ移行したという報告があります。

服用する場合は、授乳を中止します。

 

肝機能障害

高度な肝機能障害の方の服用は禁止されています。
それは、ほとんどが肝臓で代謝されて体から消えていくためです。
肝機能が低下していると、血中濃度が上昇してしまいます。

 

翌朝の眠気

翌朝にも効果が残ってしまうことがあります。
眠気、注意力低下などに注意が必要です。

 

アルコール

他の睡眠薬にも言えることですが、服用中はアルコールを避ける必要があります。
注意力低下などの作用が強く出てしまいます。

 

 

まとめ

・ロゼレムはメラトニンというホルモンのような働きをする薬です。
・この作用から、比較的自然な睡眠が得られる薬です。
・緩和な作用なので、既に不眠やうつ病などの治療を受けている方には向いていません。
・肝機能や併用薬に注意が必要な薬です。

*医薬品の使用に当たっては、担当の医師、薬剤師等の指示に従って下さい。

おすすめ記事

1

どの風邪薬を選べばいいか悩んだことはありませんか。 ドラッグストアに行くと、風邪薬だけでもたくさんの種類があります。 風邪薬はたくさんのメーカーが販売していますから、種類も多くなってしまいます。 この ...

2

膣カンジダの市販薬には、エンペシドL、メディトリート、フレディCC、フェミニーナ膣カンジダ錠があります。カンジダ菌の増殖を抑える作用があります。 膣カンジダの市販薬は、もともと病院で処方されてきた医療 ...

3

「病院に行ったけど薬をもらうのを忘れた」 そんな経験はありますか?薬をもらい忘れて連休に入ってしまうと薬局を探すのにも一苦労です。そんな時、処方箋のネット予約が便利です。   EPARKくす ...

4

痔みたいだけど、恥ずかしくて病院に行きたくない。 市販薬でなんとかしたい。 痔のつらい症状で、人知れず悩んでいる方も多いと思います。 痔の市販薬は、症状を一時的に抑える薬です。この記事では、市販の痔の ...

5

市販の水虫薬には、病院でも処方されるものがあります。この記事では、市販されているもののうち病院で良く処方される薬を紹介します。 水虫薬の作用についても解説します。 ✔水虫には抗真菌薬を使 ...

-メンタル/睡眠

Copyright© わかりやすい薬の解説 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.