排卵日検査薬は黄体形成ホルモン(LH)を調べています。
陽性の日から2日以内に排卵する確率は、91.1%と言われています。
排卵を誘発するLHサージ
LHサージとは、黄体形成ホルモン(LH)が一過性に放出される現象のことです。
黄体形成ホルモンは排卵を誘発します。
つまり、LHサージのしばらく後に排卵がおきるということです。
具体的には、LHサージが起きて血中の黄体ホルモン(LH)が急激に増加した後、24~36時間後に排卵が起こります。
LHサージが起きると、血液中の黄体形成ホルモン(LH)が増加しますが、その数時間後には、尿中の黄体形成ホルモン(LH)も増加します。
ここまでをまとめると、尿中の黄体形成ホルモン(LH)が増えたすぐ後に排卵が起きる、ということです。
尿中の黄体形成ホルモン(LH)を検査する
市販の排卵日検査薬は、尿中の黄体ホルモン(LH)を判定しています。
月経開始予定日の17日前から毎日検査をします。
尿中のLHを毎日検査していく事で、LHサージが始まるときを判定します。
つまり、急激に黄体形成ホルモン(LH)が増えた日が分かります。
検査キットを使用し、最も発色した日を陽性と判定します。
陽性の日から2日以内に排卵する確率は、91.1%と言われています。
メーカーによる違い
判定するときに、色の濃淡で判定するもの、マークの有無で判定するものなどがあります。
どれも、尿中の黄体形成ホルモン(LH)を判定します。
判定方法が異なっていても、原理は同じですので、好みのものを使用できます。
まとめ
・排卵日検査薬は黄体形成ホルモン(LH)を調べています。
・陽性の日から2日以内に排卵する確率は、91.1%と言われています。
参考資料:添付文書、ロート製薬ホームページ