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花粉症薬はいつから服用する?【抗ヒスタミン薬は早めに服用が効果的】

花粉症薬のうち抗ヒスタミン薬は早めに始めましょう。多くの方が服用する第二世代抗ヒスタミン薬は、早め服用が効果的です。

第二世代抗ヒスタミン薬には、アレジオンやアレグラなどがあります。この記事では、早めの服用が効果的な理由を解説します。

 

抗ヒスタミン薬の作用

抗ヒスタミン薬の作用は、ヒスタミンの受容体をふさぐ作用です。ヒスタミンは、アレルギー物質が体に入ってきたときに、免疫細胞から大量に放出されます。

放出されたヒスタミンが、ヒスタミン受容体にくっつきます。その結果、鼻水やかゆみなどのアレルギー反応を引き起こすのです。

このヒスタミンの働きを抑えるのが、抗ヒスタミン薬です。

抗ヒスタミン薬は、ヒスタミン受容体をふさいで、ヒスタミンの働きを抑えます。その結果、アレルギー反応が治まります。

 

 



 

 

椅子取りゲーム

tokage18さんによる写真ACからの写真  

抗ヒスタミン薬の作用は椅子取りゲームに例えることができます。

”ヒスタミン”チーム vs ”抗ヒスタミン薬”チーム の椅子取りゲームです。

ヒスタミンチームが優勢になって、椅子に座っていくと、アレルギー反応が起こります。これが、大量のヒスタミンが椅子ーつまりヒスタミン受容体にくっついている状態です。

抗ヒスタミン薬チームが優勢になれば、アレルギー反応が治まります。抗ヒスタミン薬が椅子ーつまりヒスタミン受容体をふさいで、ヒスタミンの働きを邪魔している状態です。

 

 

 



 

 

インバースアゴニスト(逆作動薬)

第二世代抗ヒスタミン薬には、インバースアゴニストとしての作用があります。ヒスタミン受容体をふさぐだけではありません。

ヒスタミン受容体には活性型と不活性型があり、両者の間で平衡状態が保たれています。そして活性型の方は、ヒスタミンが結合していなくても微妙に活性があります。

抗ヒスタミン薬は不活性型のヒスタミン受容体に結合することにより、不活性型の受容体が増えていきます。不活性型のヒスタミン受容体が多くなり、活性型のヒスタミン受容体が少なくなります。抗ヒスタミン薬は不活性型のヒスタミン受容体を増やすので、ヒスタミンが働きにくくなります。早めに抗ヒスタミン薬を服用するとアレルギー症状は出にくくなります。

 

 

椅子をひっくり返す?

インバースアゴニストの作用を、先ほどの椅子取りゲームで説明します。

”ヒスタミン”チーム vs ”抗ヒスタミン薬”チーム の椅子取りゲームです。

抗ヒスタミン薬は、椅子を取るだけではなく、なんと椅子をひっくり返すという反則わざのようなものです。抗ヒスタミン薬が椅子をひっくり返して、ヒスタミンが座れないようにします。活性のあるヒスタミン受容体自体を減らしていくのです。

 

 

 

 

椅子を”ふさぐ”だけでなく”ひっくり返す”作用によってヒスタミンの作用を抑えます。そして、ヒスタミンが登場する前に椅子をひっくり返してしまえば、抗ヒスタミン薬はさらに優勢になります。早めに服用を開始すれば効果的だといえるのです。

アレルギーが治まっているときにも服用した方が効果的です。ヒスタミンがいない間に椅子をひっくり返してしまえばいいわけです。

 



まとめ

・抗ヒスタミン薬は、早めに服用した方が効果的です。

・それは、ヒスタミンの働きを弱めるだけでなく、ヒスタミン受容体の働きを弱めるからです。

・椅子取りゲームで言えば、椅子を取るだけでなく、椅子をひっくり返すという反則技を使っているということです。

・受容体を100%不活性化するわけではありませんが、早めに服用を開始することで効果が高まります。

 

 

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