皮膚薬/虫よけ

【皮膚薬】ステロイドの塗り薬の副作用

2019年2月26日

ステロイドの内服薬の副作用

ステロイドには内服薬と外用薬があります。

 

内服薬と外用薬で起こる副作用か違うので、混同しないようにすることが大切です。

 

内服薬で起こり得る副作用には以下のものがあります。

 

・高血圧
・緑内障
・糖尿病
・ムーンフェイス

 

ステロイドの内服薬には、こうした副作用がありますが、外用薬と混同しないことが大切です。

 

ステロイドの塗り薬の副作用を過度に心配する方が時々います。

 

その理由は、内服薬の副作用と混同しているためと思われます。

 

また、過去のマスコミの報道によって不安を煽られたということもあるようです。

 

でも、ステロイド外用薬の場合は適切に使用すれば、こうした副作用は起こりません。


 

ステロイド外用薬(塗り薬)の副作用

では、ステロイドの塗り薬の場合は、どんな副作用があるのでしょうか。

 

全身性の副作用

ステロイドの塗り薬の場合、通常の使用方法では薬が全身にまわることはありません。

 

ふつうに塗った場合、経皮吸収率は3~5%といわれています。

 

塗ったところ以外に影響することはほぼありえません。


 

局所の副作用

ステロイド外用薬では塗ったところに副作用が起こることがあります。(局所作用)

 

起こり得る副作用には以下のものがあります。

 

・にきび(ステロイドざ瘡)
・皮膚が赤くなる(ステロイド潮紅)
・皮膚萎縮
・多毛
・真菌・ウイルスによる皮膚感染症
・アレルギー性接触皮膚炎

 

これらの症状は、市販薬などを一時的に使用した程度ではほとんど起こりません。

 

アトピー性皮膚炎の方など、使用頻度が高い場合に起こることがある副作用です。

 

副作用が出たとしても、それは一時的なもので、大抵は使用を中止すると治ります。


 

皮膚が黒くなるのは副作用ではない

ステロイド外用薬を使ってから皮膚が黒くなることがあります。

 

でも、皮膚が黒くなるのはステロイドによる副作用ではありません。

 

皮膚炎が落ち着いてきたときに起こる色素沈着です。

炎症が治る過程での症状ということです。

 


 

まとめ

・ステロイドの副作用は、内服薬と外用薬で異なります。
・ステロイド外用薬の場合は、ごくまれに塗ったところが赤くなったり、にきびが出来たりしますが、大抵は中止すると治ります。
・皮膚が黒くなるのはステロイドの副作用ではなく、皮膚炎が治る過程の症状です。

 

参考資料:ステロイド外用薬の使い方:コツと落とし穴 アレルギー Vol.58 (2009) No.5 491-497

*医薬品の使用に当たっては、担当の医師、薬剤師等の指示に従って下さい。

おすすめ記事

1

どの風邪薬を選べばいいか悩んだことはありませんか。 ドラッグストアに行くと、風邪薬だけでもたくさんの種類があります。 風邪薬はたくさんのメーカーが販売していますから、種類も多くなってしまいます。 この ...

2

膣カンジダの市販薬には、エンペシドL、メディトリート、フレディCC、フェミニーナ膣カンジダ錠があります。カンジダ菌の増殖を抑える作用があります。 膣カンジダの市販薬は、もともと病院で処方されてきた医療 ...

3

「病院に行ったけど薬をもらうのを忘れた」 そんな経験はありますか?薬をもらい忘れて連休に入ってしまうと薬局を探すのにも一苦労です。そんな時、処方箋のネット予約が便利です。   EPARKくす ...

4

痔みたいだけど、恥ずかしくて病院に行きたくない。 市販薬でなんとかしたい。 痔のつらい症状で、人知れず悩んでいる方も多いと思います。 痔の市販薬は、症状を一時的に抑える薬です。この記事では、市販の痔の ...

5

市販の水虫薬には、病院でも処方されるものがあります。この記事では、市販されているもののうち病院で良く処方される薬を紹介します。 水虫薬の作用についても解説します。 ✔水虫には抗真菌薬を使 ...

-皮膚薬/虫よけ

Copyright© わかりやすい薬の解説 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.