【虫よけ】ディート30%配合の虫除けスプレーは効果が持続するー使えるのは12才から

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ディートは、1946年に米軍によって開発された忌避剤(虫よけ剤)です。

その後、忌避効果が高く、安全性が高いことから民間でも使用されるようになりました。

日本でも、スプレータイプ、液体タイプ、ティッシュタイプなど様々な形状で販売されています。

2016年には、ディート30%配合の忌避剤が日本でも認可されました。

 

 

ディートが効く仕組み

ディートが効く仕組みについては、いくつかの見解があります。

 

従来の説

従来の説は、ディートが蚊の嗅覚を妨害しているというものでした。

蚊は、人間の発する二酸化炭素や汗の成分などの臭いを感知して人間に近づいてきます。

 

ディートは、蚊の嗅覚を妨害して、人間の臭いを感知できなくしていると考えられてきました。

 

 

新しい説

蚊はディートの臭いを避けている、という研究結果があります。

ディートに反応する嗅覚受容細胞が発見されました。

ディートが嗅覚細胞を刺激を刺激します。

蚊はディートによる刺激を嫌がって離れていくと考えられています。

 

この実験では、汗などの臭いがなくても、ディートは効果を発揮しました。

 

つまり、蚊は、人間の臭いを感知できなくしているのではなくディートそのものの臭いを嫌がっているということです。

 

 



 

高濃度のディートの効果

日本では、長い間ディート12%の忌避剤が使用されてきました。

2016年には、ディート30%配合の忌避剤が日本でも認可されました。

 

濃度が高くなることで、持続時間が長くなりました。

効果がアップしたということではなく、効果が長持ちするようになりました。

 

濃度と持続時間の関係は以下の通りです。

ディート4.75%の持続時間:約1時間30分

ディート6.65%の持続時間:約2時間

ディート20%の持続時間:約4時間

ディート23.8%の持続時間:約5時間

 

高濃度になるほど、「虫よけ」としての効果が持続するようになります。

キャンプや農作業など、長時間屋外にいる時などには高濃度のディートが効果的と言えます。

それにより、蚊を媒介した感染症などを未然に防ぐことが期待されます。

 

 



 

ディートの効能・効果

蚊、ブヨ、アブ、ノミ、イエダニ、マダニ、サシバエ、トコジラミ(ナンキンムシ)、ツツガムシの忌避の効果があります。

 

イカリジンとの比較

イカリジンの効能効果は以下の4種のみです。

蚊成虫、ブヨ、アブ、マダニの忌避

 

イカリジンと比較すると、ディートの方が幅広い効果があります。

 

 



 

子供には使用制限あり

ディートは子供には使用制限があります。

 

12%までのディートは6カ月未満の乳児には使用できません。

30%のディートは12歳未満の小児には使用できません。

30%のディートは中学生位にならないと使用できないということなります。

 

 

まとめ

・蚊は、人間の臭いを感知できなくしているのではなく、ディートそのものの臭いを嫌がっていると考えられています。

・ディート30%配合の忌避剤が販売されています。濃度が高くなることで、持続時間が長くなりました。

・イカリジン配合の忌避剤と比較すると、ディートの方が幅広い効果があります。

・ディートは子供には使用制限があります。

 

 

参考資料:

農業と環境No.103独立行政法人農業環境技術研究所

忌避剤Q&A国立感染症研究所

ディートを含有する医薬品及び医薬部外品に関する安全対策についてー厚生労働省

 

 

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