【アレルギー】エピペンはアナフィラキシーの第一選択薬

この記事は約4分で読めます。

アナフィラキシーは、「アレルゲンの侵入により、複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起され、生命に危機を与え得る過敏反応」と定義されます。

アレルギー反応のうち、全身に症状が出て、命の危険があるもののことです。

皮膚の発疹、唇や下など粘膜の腫れ、呼吸困難、血圧低下、腹部の痛み、嘔吐など様々なアレルギー症状が現れます。

 

アナフィラキシーショック

アナフィラキシーのうち、「血圧低下や意識障害を伴う場合」のことをアナフィラキシーショックといいます。

 



 

 

エピペン注射液とは

エピペンの成分はアドレナリンで、アナフィラキシーに対する第一選択薬です。

アナフィラキシー反応に対する補助治療として緊急時に使用する注射薬です。

補助治療である為、エピペン使用後には医療機関で適切な治療を受ける必要があります。

 

効能効果は以下の通りです。

蜂毒、食物及び薬物等に起因するアナフィラキシー反応に対する補助治療(アナフィラキシーの既往のある人またはアナフィラキシーを発現する危険性の高い人に限る)

 

アナフィラキシーの危険性のある人に、医師が前もって処方します。

誰でも使用できる設計になっていますが、患者や保護者などはすぐに使用できるように訓練を受ける必要があります。

 

 



 

 

エピペンの使い方

 

太ももに注射します

エピペンは太ももの真ん中あたりに注射します。(大腿の付け根から膝の中央のやや外側)

太ももの付け根と膝をしっかりとおさえて注射します。

服の上からでも注射できます。

 

5秒間強く押し付けます

エピペンのカバーをあけて、青色の安全キャップを外します。

太ももの外側に、オレンジ色の先端強く押し付けます(カチッといいます)

5秒間押し付けると注射できます。

 

注射部位をもみます

引き抜いて、オレンジ色のカバーが伸びていることを確認します。

注射した部位をもみます。

 

5~15分間隔で再投与

アドレナリンは短時間で消失するため、症状が続く場合は追加投与する必要があります。

まれに、呼吸をしにくい、脈拍数の増加、不整脈などの症状があらわれることがあります。その場合は、使用をやめて医師に診てもらう必要があります。

 

 



 

 

エピペンの効果と副作用

エピペンを投与することで82.2%が回復しているというデータがあります。

副作用として、血圧上昇、頻脈、動悸、手足のしびれ、吐き気などが現れることがありますが、全例で回復しています。(ガイドライン)

 

 

まとめ

・アナフィラキシーとは、アレルギー反応のうち、全身に症状が出て、命の危険があるもののことです。

・アナフィラキシーのうち、「血圧低下や意識障害を伴う場合」のことをアナフィラキシーショックといいます。

・エピペンの成分はアドレナリンで、アナフィラキシーに対する第一選択薬です。

・エピペンは、アナフィラキシーの危険性のある人に、医師が前もって処方するもので、患者や保護者などはすぐに使用できるように訓練を受ける必要があります。

 

 

参考資料:アナフィラキシーガイドライン-一般社団法人日本アレルギー学会、エピペン注射液添付文書、マイランホームページ

*エピペン注射薬の使用、アナフィラキシー発症時の対応に際しては、医療機関で直接指導を受けて下さい。