皮膚薬/虫よけ

褥瘡の要因と治療ードレッシング材は患部に湿潤環境をつくる

2019年7月15日

褥瘡は床ずれとも言われます。

主に寝たきりの方の皮膚の一部が、体重で圧迫された部位で低酸素、低栄養状態になることが褥瘡の要因となります。

褥瘡治療には、症状に応じた外用薬を使うことが大切です。

ドレッシング材は、湿潤環境をつくることで治癒を促します。

この記事では、保存治療に該当する、外用薬による治療、ドレッシング材による治療を取り上げます。

 

 

褥瘡の定義

褥瘡とは、「寝たきりなどによって、皮膚の一部が赤くなったり、ただれたり、傷ができてしまうこと」と定義されます。「床ずれ」とも呼ばれます。健康な人は、睡眠中に無意識に寝返りを打っています(体位変換)。ところが、寝たきりの方など自分で体位変換を行えなくなると、同じ部位に常に圧力がかかることになります。体重で圧迫されている場所の血流が悪くなることが褥瘡の要因になります。低酸素や低栄養状態になった部分に褥瘡が生じてしまいます。

 

 

外用薬



褥瘡の症状に応じて、様々な外用薬を使用します。アズノール軟膏は、傷の保護を目的として使用します。プロスタンディン軟膏は、傷の治癒促進の目的で使用されます。抗菌薬は、患部に感染が見られる場合に使用します。

 

 

ドレッシング材



ドレッシング材の日本褥瘡学会による定義は以下の通りです。

「創における湿潤環境形成を目的とした近代的な創傷被覆材をいい、従来のガーゼは除く」

 

創傷部位に湿潤環境を作り、それによって治癒を促進するもののことです。従来のガーゼを使用するよりも早く効果が出ることが分かっています。具体的には、壊死組織の溶解促進成長因子の遊走痛みの軽減により治癒が促進されると考えられます。

 

まとめ

・褥瘡とは、寝たきりなどによって、皮膚の一部が赤くなったり、ただれたり、傷ができてしまうことです。
・体重で圧迫されている部分の血流が悪くなり、酸素や栄養が行き渡らなくなるために生じます。

・褥瘡に使用される外用薬には、アズノール軟膏、プロスタンディン軟膏、抗菌薬などがあります。

・ドレッシング剤は、創傷部位に湿潤環境を作ることで治癒を促進します。

 

参考資料:日本褥瘡学会ホームページ

*医薬品の使用に当たっては、担当の医師、薬剤師等の指示に従って下さい。

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