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せき止め市販薬の効果【デキストロメトルファンとコデインの違い】

デキストロメトルファンは市販の咳止めにも使用される成分です。処方薬ではメジコンなどに配合されています。

咳中枢に作用しますが、便秘などの副作用が少なく比較的安心して使用できます。

この記事では以下の内容を解説します。

・デキストロメトルファンは、コデインよりも安心して服用できる咳止めです。
・デキストロメトルファンの効果は、コデインに劣りません。
・咳が長引く場合は、病気が隠れている可能性があるので医師に診てもらいましょう。

コデインとの違い

デキストロメトルファンは、コデインよりも安心して服用できる咳止めです。

デキストロメトルファンは、コデインやジヒドロコデインよりも安心して服用できる咳止めです。コデインやジヒドロコデインを配合した市販薬は、”乱用等のおそれのある医薬品”に分類されていますが、デキストロメトルファンは指定されていません。

このように分類が違うのは、コデインが麻薬性鎮咳薬でデキストロメトルファンが非麻薬性鎮咳薬だからだと思われます。

 

コデインやジヒドロコデインは麻薬性鎮咳薬です。(医療用で濃度の高いものは麻薬に指定されています。)便秘などの副作用にも注意が必要です。市販の咳止めにもなっていますが、”乱用等のおそれのある医薬品”に分類されているので購入に制限があります。

 

デキストロメトルファンは、コデインと違って非麻薬性鎮咳薬です。咳中枢に作用しますが、麻薬としての作用はありません。デキストロメトルファンを配合したメジコンは、医師がよく処方する咳止めです。

*非麻薬性なのでコデインよりは安心ですが、乱用のおそれがないわけではありません。

 

 

濫用等のおそれのある医薬品とは
以下に掲げるもの、その水和物及びそれらの塩類を有効成分として含有する製剤です。
1.エフェドリン
2.コデイン(鎮咳去痰薬に限る。)
3.ジヒドロコデイン(鎮咳去痰薬に限る。)
4.ブロモバレリル尿素
5.プソイドエフェドリン
6.メチルエフェドリン(鎮咳去痰薬のうち、内用液剤に限る。)



効果は劣らない

デキストロメトルファンは、脳の咳中枢に作用して咳を抑えます。

咳が出るのは、のどや気道などへの刺激が脳に伝えられるためです。デキストロメトルファンは、脳の咳中枢に作用します。伝えられた刺激に対する咳反射を抑制します。

デキストロメトルファンとコデインの比較試験が行われています。デキストロメトルファン10mgまたは20mgは、コデイン15㎎との鎮咳作用の強さの違いは認められませんでした。デキストロメトルファンの効果はコデインに劣りません。

 

眠気には注意が必要

デキストロメトルファンは、服用すると眠くなることがあります。副作用として眠気が報告されているため、服用中は運転などの危険な作業を避けます。

 

 

長引く場合は受診しましょう

咳が長引く場合は、病気が隠れている可能性があります。

デキストロメトルファンは、風邪などの一時的な症状に使いましょう。咳が長引くときは、市販薬を飲み続けるのではなく病院を受診しましょう。

ほかの病気が隠れている可能性があるからです。風邪以外にも、心臓の病気や消化器の病気、耳鼻科系の病気でも咳が出ることがあります。

咳は体の防衛反応の一つです。長引く場合は体に異常が出ているサインですので、早めに医師に診てもらいましょう。

 

痰がからむ咳には向かない

デキストロメトルファンは痰が絡む咳にはあまり向いていません。デキストロメトルファン以外の中枢性の咳止めにも言えることです。

痰がからむと、体は痰を排出するために咳をします。このときに咳止めを飲むと、痰を排出できなくなって症状が悪化してしまうことがあります。痰が絡む咳には痰を切る薬を服用しましょう。

 

まとめ

デキストロメトルファンは、コデインよりも安心して服用できる咳止めです。

デキストロメトルファンは、脳の咳中枢に作用して咳を抑えます。

咳が長引く場合は、病気が隠れている可能性があるので医師に診てもらいましょう。

 

参考資料:メジコン添付文書、インタビューフォーム、中枢性鎮咳薬「問題点」を押さえる|m3.com、濫用等のおそれのある医薬品の取扱いについて(お願い) |日 本 薬 剤 師 会 、日経DI2019.6.22

 

*医薬品の使用に当たっては、担当の医師、薬剤師等の指示に従って下さい。

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