皮膚科系

ヒルドイドローションは冷蔵庫に入れちゃいけない?【室温保存です】

ヒルドイドローションは冷蔵庫に入れると、添加物の白い結晶が出てザラつくことがあります。そうなると皮膚への刺激があるので使えません。ヒルドイドローションは冷蔵庫に入れないようにしましょう。

容器を振っても、添加物の白い結晶が出ます。フタを開けたままにして水分が減っても、同じことが起こります。

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ヒルドイドローションは冷蔵庫に入れない

ヒルドイドローションの保管方法は室温保存です。薬の保管方法で言う「室温」とは、1~30℃のことです。必ずしも、冷蔵庫に入れないといけないわけではありません。普通、冷蔵庫の温度は5℃前後なので、冷蔵庫に入れても構わないことになります。

ところが、ヒルドイドローションは冷蔵庫に入れることはお勧めできません。メーカーのサイトには以下のように記載されています。

ヒルドイド®ローション0.3%は室温保存の製品ですが、冷蔵庫等の低温の場所を避けて、保管いただきますようお願いいたします。

ヒルドイド®FAQ|マルホ株式会社ホームページ

 

白い結晶で出てくる

温度が下がると、添加物が溶けきれなくなり結晶になってしまいます。具体的には、添加物のパラオキシ安息香酸エステルの結晶が析出してきます。容器を振ったり、フタを開けたままにしたりして水分が蒸発したりしても、結晶ができてしまいます。そうなると、ざらついて皮膚への刺激になるので使用できません。

適切な温度は?

ヒルドイドローションは、安定性試験で保存条件による変化がないか確認されています。

長期試験
長期保存試験では、気温25℃、湿度60%で43カ月保管したところ、「明確な品質の変化」はありませんでした。
加速試験
より厳しい条件で変化がないかを確かめるため「加速試験」という試験が行われています。気温40℃、湿度75%で7カ月保管したところ、「明確な品質の変化」はありませんでした。

上記の安定性試験の結果、ヒルドイドローションは1℃~30℃の室温で保存することになっています。

ただし、冷蔵庫に入れることは避けて、10~30℃くらいで保管するのがベストです。真夏に一時的に40℃位になってもすぐに品質が低下することはありませんが、30℃を超えないように気を付けましょう。

 

まとめ

ヒルドイドローションは、気温が下がると添加物がの白い結晶が出てザラつくことがあります。

容器を振っても、添加物の白い結晶が出ます。フタを開けたままにして水分が減っても、同じことが起こります。

ヒルドイドローションは、容器を振ったりせず、使用後はすぐにフタをしめ、10~30℃位で保管しましょう。

 

参考資料:ヒルドイドローションインタビューフォーム,ヒルドイド®FAQ|マルホ株式会社ホームページ

 

*医薬品の使用に当たっては、担当の医師、薬剤師等の指示に従って下さい。

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