トイレの悩み

排尿障害治療薬の分類

2018年10月30日

前立腺肥大の患者さんが来局されました。処方内容は以下の通り。

タムスロシン

フラボキサート

エビプロスタットBD

前立腺肥大の勉強を久しぶりにしてみます。

ざっくりと排尿障害薬の分類を。

 

 

排尿障害治療薬の分類

抗男性ホルモン薬(抗アンドロゲン薬)

プロスタールとか

男性ホルモンの作用を抑えて前立腺を小さくする

 

抗コリン薬

ベシケア、バップフォーとか

膀胱の収縮を抑えておしっこを溜められるようにする

 

β3刺激薬

ベタニス

簡単に言うと、交感神経の働き。

膀胱を広げて、おしっこを溜められるようにする。

それと同時に、尿道を縮めておしっこを我慢できるようにする。

 

5α-還元酵素阻害薬

アボルブ

ジヒドロテストステロンを減らす。(5α-還元酵素はジヒドロテストステロンを作る酵素)

そのことで、前立腺を小さくする。

植物エキス、アミノ酸製剤

エビプロスタットとか

前立腺の炎症を抑えるなど、比較的緩和な作用。

α1遮断薬

ユリーフ、ハルナールとか

尿道のα1受容体を遮断すると前立腺が小さくなり、尿道が広がる。

 

 

先ほどの患者さんの症状は落ち着いているようでした

さっきの患者さんは、まずはタムスロシン(α1遮断薬)で排尿障害への作用を狙います。フラボキサートは上の分類には当てはまらない、古くからある頻尿の薬。膀胱を弛緩させて尿意が収まる。エビプロスタットは生薬の薬で前立腺の炎症を抑える。

こうやってみると、この患者さんの症状の程度は軽い感じがしますね。比較的緩和な作用の薬が処方されています。投薬の際も、排尿には問題ないと言っていました。

 

 

*医薬品の使用に当たっては、担当の医師、薬剤師等の指示に従って下さい。

よく読まれている記事

1

コロナウイルスの感染予防には、手洗いや、手洗い後のアルコール消毒が有効です。テーブルや食器、ドアノブや便器などの消毒には次亜塩素酸ナトリウムが有効です。流行期には特に消毒をして感染を予防しましょう。 ...

2

新型コロナウイルスが広がっていますが、”正しく怖れる”ことが大切と言われています。マスクの買い占めをしたりしてパニックに陥らないようにしたいですね。マスクやアルコール消毒に注意が行きがちですが、こまめ ...

3

「病院に行ったけど薬をもらうのを忘れた」 そんな経験はありますか?薬をもらい忘れて連休に入ってしまうと薬局を探すのにも一苦労です。そんな時、処方箋のネット予約が便利です。   EPARKくす ...

4

使い分けの方法は決まっていません。 整腸剤には、主に4種類の善玉菌が使われます。 それぞれの特性を生かしたさまざまな組み合わせがあります。 整腸剤は腸に善玉菌を送り込むことで腸内細菌のバランスを整える ...

5

症状に応じて使い分けましょう。 抗ヒスタミン薬 抗ヒスタミン薬の飲み薬には、たくさんの種類があります。大きく分けて2つ―第一抗ヒスタミン薬と第二世代抗ヒスタミン薬があります。 第一世代抗ヒスタミン薬 ...

6

人に聞きにくい体の悩みを抱えたことはありませんか。 このサイトでは、人に聞きにくい薬の疑問を薬剤師の視点で薬の解説をしています。 この記事では、膣カンジダの原因と薬についてまとめています。 わかりやす ...

-トイレの悩み

Copyright© わかりやすい薬の解説 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.