調剤事務の仕事は、処方内容の入力、レセプト請求、ピッキング、掃除などの雑務です。
調剤事務講座などで一度勉強すると安心ですが、現場に飛び込んで仕事をしながら勉強していくのもありです。
調剤事務の仕事を始めてからも、スキマ時間などに勉強していくことが大切です。
調剤事務の仕事とは
薬局には、薬剤師のほかに調剤事務さんが働いています。処方箋の内容をパソコンに入力して会計をします。処方箋調剤も保険が効きますので、国民健康保険組合や社会保険組合などに毎月保険請求をするレセプト業務があります。
どのように会計が決まるのか、どのように請求するのかという点で勉強が必要になります。調剤事務講座などで一度勉強すると安心かもしれませんが、必ずしも資格がないといけないという仕事ではありません。
処方内容の入力
処方内容の入力は、まず処方箋の通りにパソコンに入力していきます。その際に、様々な点数を加算することがあります。例えば、薬を半分に割る際には、自家製剤加算を算定できる場合があります。薬剤師が錠剤を半分に割るので、手数料を取るということです。
このように、ただ入力するだけでなくイレギュラーな「加算」などについての知識が必要になります。この知識は、”一度勉強すれば大丈夫”というものではありません。調剤報酬は2年に一度変更が加わるので、その都度勉強が必要です。例えば、最近の改定では吸入指導加算ができました。患者希望や医師の指示により喘息などの吸入薬の使いを指導したときに加算が付きます。
このような新しい情報を事務さんが把握してくれていると薬剤師としては大変助かります。上記の通り、一度調剤事務講座などを受けるのも良いですが、そのあとも勉強が必要ということが分かりますね。といっても、大抵は仕事の合間に勉強するだけで問題ないと思いますよ。
レセプト請求
基本的にインターネットで請求を送信します。月が替わると、前月の請求をまとめます。パソコンでの作業ですので、パソコンを使い慣れている方は有利です。
採用しているソフトによって細かな手順が変わってきますので、前もって勉強しておくのが難しい分野です。保険の仕組みなどをよく理解しておくとスムーズに作業ができます。毎月やることは同じなので、慣れてしまえば単純な作業になってくると思います。
レセプト請求は、やや煩雑な作業なので”できる事務さん”がいると大変助かります。
ピッキング
昨年から、薬剤師以外も薬を取りそろえるピッキングなどを行えるようになりました。会社の方針によりますが、処方内容の入力の後に薬を取りそろえる作業を行う場合があります。
調剤の合間には、調剤室の掃除や片付けなども行います。処方箋の受付や会計も行う場合があります。このように、調剤事務さんの仕事は少し幅広いので、機転を利かせて仕事ができるといいですね。アルバイトなど色々な仕事の経験がある方は向いているかもしれないですね。
調剤事務の給料は?
調剤事務の年収は270~320万円ほどです。月収にすると18万円くらいです。残業代などので20万円くらいになることもあるようです。パート、派遣の仕事もあれば、正社員の募集もありますよ。
薬剤師と同じほどではありませんが、調剤事務の募集は安定していると思われます。一度スキルを身につけておけば、安定してして仕事をしていけると思います。
調剤事務講座などで一度知識を身に着けるのも良いと思いますが、何の資格もなしに現場に飛び込んでもやっていけます。どちらにしても、仕事の合間などスキマ時間に勉強を続けましょう
まとめ
調剤事務の仕事は、処方内容の入力、レセプト請求、ピッキング、掃除などの雑務です。
調剤事務講座などで一度勉強すると安心ですが、現場に飛び込んで仕事をしながら勉強していくのもありです。
調剤事務の仕事を始めてからも、スキマ時間などに勉強していくことが大切です。