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ディートとイカリジンーどっちを選ぶ?【虫除け成分の効果】

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虫除け成分の代表はディートとイカリジンです。

ディートは色々な虫に対して効果がありますが、高濃度の場合はいくつか注意点があります。

イカリジンは効果のある虫の種類がディートより少ないですが、子供にも安心して使用できます。

どちらも高濃度になるほど、持続時間が長くなります。高濃度だと効果が強いというわけではありません。繰り返しますが、持続時間の違いです。

ディートとイカリジンの特長についてはこちらをご覧ください。

ディートは子供に使えない?【使えるのは12才から】【虫除け】

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イカリジンは子供にも使える【虫除け】

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この記事では虫除けスプレーの選び方を解説します。

簡単に言うと、大人にはディート、子供にはイカリジンです。

 

 

大人が使うならディート

ディートの特徴は、幅広い効果があることです。蚊、ブヨ、アブ、ノミ、イエダニ、マダニ、サシバエ、トコジラミ(ナンキンムシ)、ツツガムシの忌避の効果があります。様々な虫の忌避に効果があるため、キャンプや屋外の作業の際にはディートを配合するものがおすすめです。

注意点は、合成樹脂を溶かしてしまうことがあるということです。女性の場合は、ストッキングを溶かしてしまうことがあります。特に高濃度の虫除けを使用する場合には注意が必要です。

 

高濃度のディート

ディート30%配合の高濃度の製品があります。高濃度になると、効果の持続時間が長くなりますが、効果が強力になるわけではありません。長時間、屋外にいる場合などにおすすめです。低濃度の製品でも効果は同じですが、持続時間が短いためこまめに使用する必要があります。

 

子どもには使用制限

ディートは子供には使用制限があります。12%までのディートは6カ月未満の乳児には使用できません。30%のディートは12歳未満の小児には使用できません。

 

 

子どもにはイカリジン

ディートは子供に使用制限がありますが、イカリジンは子供にも使用できます。しかも、効果はディートと同程度です。ただし、イカリジンが効果を発揮するのは、蚊の成虫、ブヨ、アブ、マダニに対してだけです。そのため、キャンプや海外旅行など様々な虫に対する忌避を狙う場合は、効果が限定的なので注意が要ります。蚊などの日常の虫除けとして使用するのに向いています。

 

高濃度のイカリジン

イカリジンも高濃度の製品が販売されています。ディートの場合と同様に、高濃度の製品では効果の持続時間が長くなります。この場合も、効果が強力になるということではありません。

詳しくはこちらをご覧ください↓

子供にも使える虫除けーイカリジンは濃い方がいい?【濃いと持続】

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まとめ

・虫除けは、大人にはディート、子供にはイカリジンです。

・大人が使用するなら、幅広い効果があるディートを配合したものがおすすめです。

・子供が日常の虫除けとして使用する場合は、イカリジン配合の虫除けがおすすめです。

・ディートもイカリジンも高濃度のものは効果持続時間が長くなります。効果が強力になる訳ではありません。

 

 

参考資料:

農業と環境No.103独立行政法人農業環境技術研究所

忌避剤Q&A国立感染症研究所

ディートを含有する医薬品及び医薬部外品に関する安全対策についてー厚生労働省

殺虫剤研究班のしおり 第 88 号(2017 年 10 月)日本衛生動物学会

 

 

*医薬品の使用に当たっては、担当の医師、薬剤師等の指示に従って下さい。

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