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テオフィリンの副作用の原因とは【血中濃度を上げるもの】

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テオフィリンは気管支喘息に使う薬です。気道を広げる作用と気道の炎症を抑えます。医療用ではテオドールやユニフィル、市販薬ではミルコデAなどの成分です。

 

テオフィリンは気管支を広げ、炎症を抑える薬です。
血中濃度が高くなると副作用が出やすくなります。
小児は血中濃度が上がりやすいので、副作用が出やすくなります。
テオフィリンの血中濃度を上げてしまう薬があります。

 

テオフィリンの作用

テオフィリンは気管支喘息に使う薬です。気管支喘息は呼吸が苦しくなったり、咳が出たりする病気です。その原因は、気道が狭くなることと気道の炎症です。テオフィリンは、気道を広げる作用と気道の炎症を抑える作用があります。

テオドールなど医療のテオフィリンの適応は気管支ぜんそくなどです。テオドールの「効能または効果」は以下の通りです。

気管支喘息,喘息性(様)気管支炎,慢性気管支炎,肺気腫

テオドール添付文書

 

ミルコデAなど市販のテオフィリンの効能効果は気管支喘息ではありません。ミルコデAの効能は以下の通りです。

*気管支喘息の治療中の方に病院で処方される薬の代わりにはなりません。

せき、喘鳴(ぜーぜー、ひゅーひゅー)をともなうせき、たん

ミルコデA添付文書

 

 

もう少し詳しく解説します。

テオフィリンは、気管支を広げて呼吸を楽にして咳などの症状を抑えます。気管支拡張作用のカギとなるのは、気管支を広げる物質であるcAMPです。

cAMPはホスホジエステラーゼという酵素によってこわされていきます。テオフィリンはホスホジエステラーゼの邪魔をするので、間接的にcAMPを増やします。cAMPが増えた結果気管支が広がります。

 

その他の作用

そのほかにも、抗炎症作用、中枢刺激作用など様々な作用があります。

気管支喘息の治療では、気道の炎症を抑えることが大切です。テオフィリンは抗炎症作用によって気道の炎症を抑えます。

 

このように、テオフィリンは抗炎症作用と気管支拡張作用によって気管支喘息の症状を改善します。



テオフィリンの副作用

テオフィリンの副作用には、吐き気、嘔吐、頭痛、腹痛、動悸、ふるえ、めまいなどがあります。重大な副作用としては痙攣があります。

 

血中濃度に注意

テオフィリンの血中濃度が高くなると副作用が出やすくなります。通常は少なめの量が処方されるので、副作用が出ることは稀です。自己判断で用量を増やすと副作用が出ることがあります。

自己判断で量を増やすことは危険です。
・良くならないからといって、服用量を増やさないでください。
・飲み忘れた場合は、2回分を服用することはしないでください。

 

小児

乳幼児はテオフィリンの血中濃度が上昇しやすいので注意が必要です。特に発熱時は血中濃度が上昇しやすくなります。保護者は、発熱した時にテオフィリンを中止するのか、量を減らして継続するのかという対応を、あらかじめ医師に確認しておきましょう。

過去に痙攣発作を起こしたことがある場合は、テオフィリンによって痙攣がおきることがあるので注意が必要です。痙攣発作の経験があることを前もって医師に話しておきましょう。

保護者は、発熱した時の対応を、あらかじめ医師に確認しておきましょう。
痙攣発作の経験がある場合は、前もって医師に話しておきましょう。



 

飲み合わせに注意

テオフィリンには飲み合わせの悪い薬があります。一緒に飲むことで、テオフィリンの作用を強める薬と、弱める薬があります。

テオフィリンの作用を強める薬を飲むと副作用が出やすくなります。
テオフィリンの作用を弱める薬を飲むと、テオフィリンの効果が落ちてしまいます。

 

テオフィリンの作用を強める薬

中枢興奮作用がある薬と一緒に飲むと、テオフィリンの中枢興奮作用を強めてしまいます。頭痛や不眠などの副作用が出やすくなります。

交感神経を刺激する薬と一緒に服用すると、動悸などの副作用が出やすくなります。テオフィリンには心臓の働きを強める作用もあります。交感神経を刺激する薬によって、心臓への作用が強まります。

テオフィリンの血中濃度を上げる薬もあります。肝臓の代謝酵素の邪魔をする薬です。テオフィリン肝臓の代謝酵素によって壊される薬です。代謝酵素の邪魔をする薬と一緒に服用すると、テオフィリンの血中濃度が上がり副作用が出やすくなります。

 

テオフィリンの効果を弱める薬

代謝酵素を増やす薬もあります。代謝酵素が増えるとテオフィリンが壊されていくので効果が落ちてしまいます。

セイヨウオトギリソウも代謝酵素を増やすのでテオフィリンの効果を弱めます。

薬ではありませんが、タバコも代謝酵素を増やします。テオフィリンを服用中に禁煙すると、喫煙中よりも代謝酵素が減るのでテオフィリンが壊されなくなり血中濃度が上昇します。

 

このように、テオフィリンは飲み合わせに注意が必要です。テオフィリンの作用を強める薬とテオフィリンの作用を弱める薬があります。飲み合わせについては医師や薬剤師に確認しましょう。

 

 

 

まとめ

テオフィリンは気管支を広げ、炎症を抑える薬です。

血中濃度が高くなると副作用が出やすくなります。自己判断で服用量を増やしてはいけません。

小児は血中濃度が上がりやすいので、副作用が出やすくなります。発熱時も血中濃度が上がりやすくなります。発熱時の対応を、あらかじめいしに確認しておきましょう。

テオフィリンの血中濃度を上げてしまう薬があります。飲み合わせについては医師や薬剤師に確認しましょう。

市販のテオフィリン含有の薬を服用する場合も飲み合わせに注意してください。

 

参考資料:テオドール添付文書、ミルコデA添付文書

 

 

*医薬品の使用に当たっては、担当の医師、薬剤師等の指示に従って下さい。

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