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【虫刺され】子供にステロイドは使っちゃいけない?【炎症を鎮める】

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結論から言うとステロイドの塗り薬は子供にも使えます。素早く炎症を抑えるので効果的です。

市販の虫刺されにもステロイドが配合されているものがあります。赤く腫れているようなときにはステロイドを配合した塗り薬を使いましょう。

 

・虫刺されには、ステロイドの塗り薬、抗ヒスタミン薬の塗り薬、抗生物質の塗り薬が使用されます。
・子供にステロイドを使っても大丈夫です。皮膚からは血液中に移行しにくいので、全身への影響はほとんどありません。
・ステロイドの塗り薬は患部に直接つけるため素早く治すことができます。
・塗ったところへの副作用はありますが、虫刺されに数日から数週間使う程度なら心配いりません。

 

虫刺されの薬

虫刺されには、ステロイドの塗り薬、抗ヒスタミン薬の塗り薬、抗生物質の塗り薬が使用されます。ステロイドの塗り薬は、赤みや腫れなどの炎症を抑えます。抗ヒスタミン薬は、かゆみを抑えます。抗生物質は細菌の増殖を抑えて化膿を防ぎます。

市販薬には、この3種類を組み合わせたものがあります。フルコートfにはステロイドと抗生物質が配合されていて、炎症が起きていて腫れや赤みがひどいところに効果的です。細菌の増殖も抑えてくれます。ムヒアルファEXにはステロイドと抗ヒスタミン薬が配合されているので、腫れや赤みなどの炎症とかゆみを抑えます。ムヒSには抗ヒスタミン薬は入っているので、かゆみを抑える作用があります。

虫に刺されたときは、患部の状態にあった塗り薬を使いましょう。

 

子供にステロイドを使っても大丈夫?

子供にステロイドを使っても大丈夫です。皮膚からは血液中に移行しにくいので、全身への影響はほとんどありません。塗り薬は患部に直接つけるため素早く治すことができて効果的です。

まとめると、ステロイドの塗り薬は効果が高い上に、全身への副作用はほとんど起きません。虫刺されには、ステロイドの塗り薬で早めに炎症を抑えてしまうことが効果的です。

炎症が鎮まればステロイドを塗る必要はなくなります。

 

全身への影響はほとんどない

繰り返しになりますが、ステロイドの塗り薬は全身への副作用はほとんどないので、安心して使用できます。「ステロイドはこわい」というイメージを持つ方がいますが、ステロイドの副作用が出やすいのは飲み薬の話です。飲み薬を飲むと、薬の成分が血流に乗って全身に行き渡ります。塗り薬が、全身に行き渡ることはほとんどありません。

ステロイドの塗り薬の場合は、塗ったステロイドのうちの3%しか吸収されません。そのため、大量に塗り込まない限り全身への作用はあり得ません。仮に、1番強いランクのステロイドを全身に塗ると、弱いステロイドの内服程度の影響があります。

虫刺されの患部にステロイド塗った程度では、全身への影響はほぼないということが分かりますね。

ちなみに、一番強いランクのステロイドは市販されていません。市販薬の中で最も強いステロイドのフルコートfも、5段階のランクのうちの3段階目の強さです。ステロイドの塗り薬は安心して使用できます。

 

塗ったところは大丈夫?

全身への影響がないことは理解できたと思います。では、ステロイドを塗ったところは大丈夫なのでしょうか?

ステロイドの塗り薬では、塗ったところに副作用が出ることはあります。最も多いのが、「多毛」、「皮膚がうすくなる」という副作用です。アトピー性皮膚炎の患者さんなどが、長期間塗布しているとこのような副作用が現れることがあります。それでも、ステロイドを塗る量を減らすと半年ほどで回復してきます。

このように、塗ったところへの副作用はありますが、それも長期間使用する方に限ったことです。虫刺されに数日から数週間使う程度では、ほとんど心配いりません。

ステロイドを塗ると素早く炎症が収まるので、虫刺されに長期間使うことはまずありません。炎症がひどい場合は、ステロイドで早めに治すようにしましょう。

 

子供に使って大丈夫です

結論としては、ステロイドの塗り薬は子供にも使えます。ステロイドの成分が全身に回ることはほぼあり得ません。塗ったところへの副作用も、虫刺されに使う程度の期間では心配いりません。赤く腫れているようなときは、ステロイドを配合した塗り薬で素早く治しましょう。

 

フルコートf

フルコートfには、市販薬では最も強いステロイドのフルオロシノロンアセトニドが配合されています。抗生物質も配合されていますので、炎症がひどく化膿しそうなところに効果的です。

 

ムヒアルファEX

ムヒアルファEXにはステロイドと抗ヒスタミン薬が配合されているので、腫れや赤みなどの炎症とかゆみを抑えます。少し赤く腫れている程度で、かゆみがあるときに効果的です。

 

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まとめ

・虫刺されには、ステロイドの塗り薬、抗ヒスタミン薬の塗り薬、抗生物質の塗り薬が使用されます。
・子供にステロイドを使っても大丈夫です。皮膚からは血液中に移行しにくいので、全身への影響はほとんどありません。
・ステロイドの塗り薬は患部に直接つけるため素早く治すことができます。
・塗ったところへの副作用はありますが、虫刺されに数日から数週間使う程度なら心配いりません。

 

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*医薬品の使用に当たっては、担当の医師、薬剤師等の指示に従って下さい。

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